...わたくしよりあなたの方がお上手だと信じます...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...案外上手だったでしょう?」病人は...
太宰治 「ろまん燈籠」
...しかし難儀な病気の診断が上手だと云う評判であった...
寺田寅彦 「追憶の医師達」
...「静子さんはお上手だから私と橋本さんとでかかりましょう...
豊島与志雄 「運命のままに」
...「道化者の方が上手だ」と人々は叫びました...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...久光には、軽輩共を、押えることができまいが、斉興なら――」「久光公は、斉彬公の真似が、上手だから、押えることができんのみか、却って、下手に、軽輩に、利用されるだろう」「然し、もう、老公も、いいお齢だから、ここ暫くの間に、ばたばたと、押えつけてしまわぬと――」「そうは行くまい...
直木三十五 「南国太平記」
...その上に印度人の病気を見出すことが上手だ」「先生...
中里介山 「大菩薩峠」
...おそらく上手だろうと思うのですけれどもあいにく御頼みが演説でありますから定めて拙(まず)いだろうと存じます...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...お話が上手だということでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...――ピエロは高いところから飛び降りる事は上手だけれど...
林芙美子 「新版 放浪記」
...舞もかくべつ上手だというようなものではないらしい...
久生十蘭 「鈴木主水」
...わたくしがどんなに上手だろうと思って...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...つまりはな、それ酌がいいからさ」「ホ、ホ、ホ、上手だねえ、頭を丸めている癖にさ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...又綿をポンポコ入れなければ駄目だから」「私がもっと上手だといいけれど」「又本間さんにたのもう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大層音楽が上手だといふ事であつた...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...刺繍(ぬいとり)をする事が取分けてお上手だったそうで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...けれど講演はたれよりも上手だつた...
吉川英治 「折々の記」
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