...穴の中へおっこちるのも上手だけれど...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...どんな男生よりも上手だったし...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...「まあ、お上手だわね、貴方これ迄屹度どこかの売子だつたんでせう...
薄田泣菫 「茶話」
...案外上手だったでしょう?」病人は...
太宰治 「ろまん燈籠」
...しかし難儀な病気の診断が上手だと云う評判であった...
寺田寅彦 「追憶の医師達」
...「道化者の方が上手だ...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...あんまり挨拶がお上手だから...
豊島与志雄 「月明」
...」ハナなら、お留さんがたいへん好きで、また上手だ...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...其の時に朝鮮人が鐵砲を撃つ事が上手だと云ふので...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...口前だけ上手だつたので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お話が上手だということでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...「お前の父のH・タキノはお前に比べると何れ位ゐ交際が上手だか知れないよ...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...その上声が美しくて唄が上手だったので...
三浦環 「お蝶夫人」
...だからあなたに年の末までをお送りしておいたのはなかなかやりくり上手だったということになります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...僕の母は料理が上手だよ...
村井弦斎 「食道楽」
...私の次の弟の静雄(海軍大佐・言語学者)に――これは書が上手だったので――扉と背文字を書かせ...
柳田国男 「故郷七十年」
...場もちは上手だし――...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...射撃の上手だった...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??