...僕は僕の小学時代にも作文は多少上手だった...
芥川龍之介 「本所両国」
...兼ねて詩吟(しぎん)が上手だと云う所から...
芥川龍之介 「毛利先生」
...W軍曹はハーモニカが上手だった...
石川欣一 「比島投降記」
...皆んな上手だ、どこで習つたのかうまい、一人々々に病的な美くしいなつこ相な特色をもつて居る...
千家元麿 「自分は見た」
...あまり上手だとは思っていなかった...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...「お前はきつと舟を漕ぐのも上手だらうねえ...
太宰治 「お伽草紙」
...流行唄は上手だが...
直木三十五 「南国太平記」
...鉄砲が大層お上手だそうだけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は御上手だ事とか...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...宅(うち)のお上(かみ)さんは長唄(ながうた)が上手だとか...
夏目漱石 「明暗」
...世渡りが上手だから...
林芙美子 「瀑布」
...ことにピアノの上手だつた美貌の母のことや...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...そんなに彼女が四葉の苜蓿を搜すことなんぞの上手だつたことから...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...「お前の父のH・タキノはお前に比べると何れ位ゐ交際が上手だか知れないよ...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...場もちは上手だし――...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...人を不幸にするのが上手だよ」「とにかく...
吉川英治 「親鸞」
...誰よりもわたしが一番吸い方が上手だっていう評判が立ってしまって...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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