...もっと上手だと主張した...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...どんな男生よりも上手だったし...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...いくらやつて見ても祖母は上手だと言つて呉れないのである...
太宰治 「思ひ出」
...だから空で覚える事は上手だけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼は僕の方が上手だと知っているし...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...お話が比較的上手だったから...
徳永直 「こんにゃく売り」
...あんまり挨拶がお上手だから...
豊島与志雄 「月明」
...おちやんは泣きまねが上手だつた...
中勘助 「銀の匙」
...私は学校ではいちばん上手だつたけれどその人のまろまろした声のまへにはただもう気おくれがして小さな声であとについた...
中勘助 「銀の匙」
...太閤と云う人は戦(いくさ)も上手だったが...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...薯を作ることが上手だというのは...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...御世辞が上手だという点において健三の父は彼の姉をも大変可愛(かあい)がっていた...
夏目漱石 「道草」
...今の男の子よりも大分上手だったのです...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...「お前の父のH・タキノはお前に比べると何れ位ゐ交際が上手だか知れないよ...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...だからあなたに年の末までをお送りしておいたのはなかなかやりくり上手だったということになります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そんなふうに仰しゃるのでしょう」「話をそらすことは上手だ」「御不満なのはあなたです」ゆきをは悩ましげに溜息(ためいき)をした...
山本周五郎 「薊」
...逃げ上手だというが...
吉川英治 「三国志」
...「旦那は上手だ」案内人が側で呟いた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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