...其上所謂詩的特權(ライセンス)に因つて...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...菊川は外見上所謂「人民戦線理論」の否定論者として現われている...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...これ等は皆詩人の明白に其哲學上所見を詩中にあらはすこと能はざる理由なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...されど詩人はひとりその哲學上所見を詩中にあらはすこと能はざるのみならず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...(雜文神學及哲學部一面以下)作者の哲學上所見は既に明白に詩中にあらはるべきものにあらず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...作者が能く癖 Idiosyncrasie を避けて無私 Nicht interessirt sein なるに至りしを所謂理想(實は作者の哲學上所見)の見えずなりたる由縁なりと認めて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子が所謂シエクスピイヤの主觀はシエクスピイヤといふ個人の哲學上所見なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...さればシエクスピイヤの哲學上所見とその實感とを知らむと欲して...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...その肚裏に絶對に對する沒理想(實は哲學上若くは形而上論上無所見)とシエクスピイヤが戲曲に對する沒理想(實は作者の哲學上所見の沒却)とを蓄へたり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...絶對に對する沒理想(形而上論上無所見)とシエクスピイヤが戲曲に對する沒理想(作者の哲學上所見の沒却)とを奉ずる個人逍遙の外に...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...シエクスピイヤが實感(早稻田黨の所謂主觀)若くはその哲學上所見(彼の所謂理想)をばわれとても...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...シエクスピイヤが實感若くは其哲學上所見とシエクスピイヤが戲曲とを比べ考へたる論にはあらず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...詩人の哲學上所見と其實感とは必ずしも其詩の價値を上下するものにあらず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...われは始より逍遙子が詩の質と詩人の技倆とを詩人の哲學上所見若くは實感のうちに求めたるを知らむやうなし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子が認むる第二面は作者の哲學上所見若くは實感ならむとは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...哲學上所見の沒却せらるゝことを沒理想となづけて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...思ふに逍遙子は聖教量にあらずして衆理想(衆人の哲學上所見)を是ともせず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...鴎外若し逍遙の所謂理想(作者の哲學上所見)をシエクスピイヤが作中にて見得たりとなさば...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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