...レストランの上客には特別なサービスが用意されている...
...結婚式の上客を招待状で指定する必要がある...
...上客には丁寧な接客を心掛けることが大切だ...
...ホテルの上客には高級な部屋を提供することが多い...
...上客が多く訪れる店は、品質が高いという評判がある...
...上客からずらりと席順に配って歩行(ある)いて...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...上客ではない...
梅崎春生 「幻化」
...それ以上客のことを考えることができなかった...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...五銭奮発して上客なんだから...
種田山頭火 「行乞記」
...見栄坊の妻を持ったその店の上客だということが分りました...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...実は今日は其方(そのほう)を上客にしたいくらい...
中里介山 「大菩薩峠」
...でもこんなのらくらの遊び人の絵をとも角も一文や二文で買つてくれ手があるから不思議さな! どうで雪舟も山楽も拝む事の出来ぬ肴屋や八百屋の熊公八公がわたしの御上客だ...
長與善郎 「青銅の基督」
...その上客は笑う術をどこかで練修(れんしゅう)して来たように旨(うま)く笑った...
夏目漱石 「行人」
...この上客人たちの白々(しらじら)しさと無礼とを...
萩原朔太郎 「ウォーソン夫人の黒猫」
...護送の便宜上客分(きゃくぶん)としてかくは取り斗(はか)らわれしなりけり...
福田英子 「妾の半生涯」
...今回は私が上客だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...これは上客、ロンドンの御者が夢見るものの、めったに遭遇しない客だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...二去国三巴遠登楼万里春傷心江上客不是故郷人あゝ...
牧野信一 「浪曼的月評」
...殊(こと)に眼(め)の肉と嘴(くちばし)の肉は第一番の上客に差上げるとしてある位で鯛の全身中第一等の美味だね...
村井弦斎 「食道楽」
...時々東京から上客が来るとお相伴(しょうばん)をさせてやる...
村松梢風 「猫料理」
...上客はみな「千本」に集まったし...
山本周五郎 「青べか物語」
...右側の男はこの店の上客らしいようすで...
山本周五郎 「七日七夜」
...茶屋では上客と見たか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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