...然し皮相でない上品さが漂っている...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...上品さと陶冶とが見られ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...細い眼の女には上品さがあります...
上村松園 「朝顔日記の深雪と淀君」
...精神的な上品さは...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...」と叔父はいかにも垢抜けのした上品さで返答した...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その態度の上品さ――すべてがこの世においては相対的である――またその博識などを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身振りにはある窮屈そうな上品さがあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつもに似合わぬ確実さと上品さとがこもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その上品さと無邪気さは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...類のない上品さです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物腰の上品さも物言いの聡明さも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...異樣な上品さをさへ添へるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...貴族的な上品さに比べて...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...いずれの婦人も上品さへの強い志向を抱き...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...活溌なうちにも上品さを失わず...
久生十蘭 「湖畔」
...顔と髪の接触点の美などの艶(えん)な上品さに大臣がじっと見入っているのを姫君が知って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...上(うえ)つ方(がた)のお上品さんを怨んだ……しかし...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...あくまでもその学者らしい上品さと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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