...彼のすぐれた上品さや応対ぶりを羨(うらやま)しがっていたのである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...いゝ意味をも悪い意味をも含ませる或る概念からは非常に縁の遠い優しさと上品さを充分に表はしてゐました...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...なんとも言えない静かな上品さがあるもので...
上村松園 「山の湯の旅」
...精神的な上品さは...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...その外面の上品さのみを見て...
太宰治 「女の決闘」
...美しさといい上品さ鷹揚(おうよう)さ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...いったい、いつ、そして、どこでこの男は、新趣味や、上品さや、気取りや、優雅さを習ったのだろう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...その態度の上品さ――すべてがこの世においては相対的である――またその博識などを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身振りにはある窮屈そうな上品さがあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつもに似合わぬ確実さと上品さとがこもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...武家出の上品さと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...類のない上品さです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この上もなく静寂な上品さです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...イングラム卿の穩(おだや)かな上品さも何であらう――デント大佐の軍人らしい立派さゝへ彼の生れながらの活氣と眞の力に比(くら)べては何んであらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あとは上品さを欠いておらず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...またある点まで上品さをも失わぬ街上生活とがあった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...そこに住む人々の上品さに...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...上(うえ)つ方(がた)のお上品さんを怨んだ……しかし...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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