...小柄な体躯にきっちり調和する衣服の上品さと美麗さ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...なんとも言えない静かな上品さがあるもので...
上村松園 「山の湯の旅」
...精神的な上品さは...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...むかし吉原の或る有名な太夫は緡銭(びんせん)を毛蟲と間違えたふりをして上品さを衒(てら)ったと云うが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...いったい、いつ、そして、どこでこの男は、新趣味や、上品さや、気取りや、優雅さを習ったのだろう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...この上品さを徹底させると結局何も描かないのが一番上品だという事も云われる...
寺田寅彦 「二科会その他」
...彼女の身装(みなり)は簡素な上品さをそなえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人の心をそそる珍しい上品さをそなえていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...物ごしの静かさ、恰幅の見事さ、人柄の上品さ、雲水空善は、長大息して、この死にに行く武士を見送るばかりです...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...武家出の上品さと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...類のない上品さです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物腰しの上品さも物言ひの聰明さも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この上もなく静寂な上品さです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...非凡の上品さです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んとなく近寄り難い上品さがあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...活溌なうちにも上品さを失わず...
久生十蘭 「湖畔」
...またある点まで上品さをも失わぬ街上生活とがあった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...上品さを傷つけるのです...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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