...今朝(こんちょう)寅(とら)の上刻(じょうこく)に...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...ある夜(よ)の戌(いぬ)の上刻(じょうこく)頃...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...刻限は亥(い)の上刻(じょうこく)――みんな昔から...
芥川龍之介 「偸盗」
...辰の上刻(午前八時)...
直木三十五 「巌流島」
...明朝辰ノ上刻向島ニ於テ...
直木三十五 「巌流島」
...『酉刻(むつ)上刻...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...養生不相叶申上刻死去仕候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...坐上刻日謀舟遊...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...卯之上刻御差重被遊候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御隠居様昨卯上刻御逝去被遊候に付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...酉(とり)の上刻に又檜物町(ひものちょう)から出火した...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...もう払暁(ふつぎょう)に近い上刻(じょうこく)(午前三時半)頃になっていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...それは五月八日もまだまっ暗な寅(とら)ノ上刻(午前三時)ごろ...
吉川英治 「私本太平記」
...「子(ね)の上刻(じょうこく)でございます」「三更(さんこう)か」室を出る...
吉川英治 「新書太閤記」
...酉(とり)の上刻(午後五時)...
吉川英治 「新書太閤記」
...その朝の辰(たつ)の上刻(じょうこく)(七時)ごろ...
吉川英治 「新書太閤記」
...来る十三日辰之上刻...
吉川英治 「宮本武蔵」
...試合の時刻、辰の上刻までに、相手方の巌流は、藩公のお船をいただいて、船島へ渡ることになっている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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