...つまり何もかも私獨りでやつたことになるでせう? 主人が着物を買へとか何とか云つてくれるお金を半分以上使つたことはつひぞありません...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...エセックスは、上使に、病重くてとうてい起き上がれないという復命を託した...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...今日(こんにち)吾人が劇場にて弁慶(べんけい)上使(じょうし)の場(ば)または妹脊山(いもせやま)館(やかた)の場(ば)の書割(かきわり)を見るに似たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...困ったものだよ副将軍と言われるお人が一国さて置き半国ばかりの政事ができぬか家来は不服で四方に分散お前もまことに摺古木野郎(すりこぎやろう)だ高を差出し十万余りの賄(まかな)い貰って引込み思案が相当だんベエチャカポコ チャカポコチャカポコ チャカポコそれはさて置きゾロゾロいなさる閣老参政その他の役人分別ついたか因循姑息(いんじゅんこそく)も時によります歌舞伎芝居の上使の壱岐さん田舎(いなか)ざむらい...
中里介山 「大菩薩峠」
...半年以上使つてゐるうちに...
森鴎外 「大塩平八郎」
...綱宗は上使を受ける時などに...
森鴎外 「椙原品」
...店の者もひところは十人以上使っていたかね」その男は人使いが荒く...
山本周五郎 「季節のない街」
...それから上使の役人は久能山で没収した百記の遺品のうち...
山本周五郎 「日本婦道記」
...少くとも十年以上使用したものである...
夢野久作 「暗黒公使」
...またその上使は、誰と誰?」「糟谷孫六(かすやまごろく)どのと、三島新三(みしましんざ)の御両所にござりまする」「糟谷道教(かすやどうきょう)の子、孫六がお使いか...
吉川英治 「私本太平記」
...下屋敷へつくやいな、彼は、上使の前へ出て、さっそくに平伏した...
吉川英治 「私本太平記」
...幕府の上使糟谷孫六...
吉川英治 「私本太平記」
...そちは上使の宿所へまいって...
吉川英治 「私本太平記」
...「はて鎌倉のご上使なら...
吉川英治 「私本太平記」
...上使をお帰しあって後...
吉川英治 「新書太閤記」
...いうまでもなく上使である...
吉川英治 「新書太閤記」
...茂左衞門赦免の上使を遣はしたのであつたが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...茂左衛門赦免の上使を遣わしたのであったが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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