...三尺の竿を上下する蝸牛は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...擦傷をつけることなしに上下する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...近くのスロープを上下すると...
石川欣一 「山を思う」
...峯又峯を上下するに...
大町桂月 「金華山」
...すべて之なくとも上下するを得べし...
大町桂月 「妙義山の五日」
...朝酒したしう話しつゞけて・落葉掃かない庭の持主である(次郎居)・撫でゝやれば鳴いてくれる猫( 〃 )猫はいつもの坐布団の上で・捨炭車(スキツプ)ひとりで上下する月の捨炭(ボタ)山(改作)次郎さんは今日此頃たつた一人である...
種田山頭火 「行乞記」
...島村は大川を上下する小さな客船が好きで...
豊島与志雄 「道化役」
...自分の評論の如きは敢て氏の真価を上下するものでない...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...東西の坂を輿に乗って上下することを許された...
中里介山 「法然行伝」
...道のでこぼこで車が上下するにつれて...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...京都の間をしばしば上下する金松四郎兵衛という者もまた周旋の労をとっておった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...歩板(あゆみ)を上下する原始的荷役は...
火野葦平 「花と龍」
...貿易の盛衰をみては関税を上下する等...
福沢諭吉 「学問の独立」
...一対一〇一と一対一二四の両極間を上下するように思われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...山谷を上下すること飛(ひどう)(猴の一種)のごとし...
南方熊楠 「十二支考」
...高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である...
森林太郎 「高瀬舟」
...東海道を上下する折は...
吉川英治 「折々の記」
...それも大江(たいこう)を上下するような大船造りが得意です...
吉川英治 「新・水滸伝」
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