...又急な刈安峠を上下する都合四里...
石川欣一 「可愛い山」
...峯又峯を上下するに...
大町桂月 「金華山」
...すべて之なくとも上下するを得べし...
大町桂月 「妙義山の五日」
...その場になって刻々移る一般の人気によって激しく上下する馬金率を報(し)らせあっているのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...男も女も同じ服装で傾斜を上下する笑い声であり...
谷譲次 「踊る地平線」
...朝酒したしう話しつゞけて・落葉掃かない庭の持主である(次郎居)・撫でゝやれば鳴いてくれる猫( 〃 )猫はいつもの坐布団の上で・捨炭車(スキツプ)ひとりで上下する月の捨炭(ボタ)山(改作)次郎さんは今日此頃たつた一人である...
種田山頭火 「行乞記」
...大河を上下する汽船や帆船が...
豊島与志雄 「立札」
...希望と嘆息の間を上下する魂の或る能力...
中原中也 「生と歌」
...それにつれて左右に撥(は)ねた一文字髭が鳶(とび)の羽根のやうに上下するのが見えたかと思ふと...
南部修太郎 「猫又先生」
...道のでこぼこで車が上下するにつれて...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...歩板(あゆみ)を上下する原始的荷役は...
火野葦平 「花と龍」
...敢(あえ)てその人の品行を評してこれを上下するに非ず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...貿易の盛衰をみては関税を上下する等...
福沢諭吉 「学問の独立」
...突然がたんと車が上下すると...
北條民雄 「道化芝居」
...三十八度内外を上下する体温が一週間ばかり続いた後...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...一対一〇一と一対一二四の両極間を上下するように思われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である...
森林太郎 「高瀬舟」
...東海道を上下する折は...
吉川英治 「折々の記」
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