...その上丁度夕方になつたので...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...その上丁子(ちょうじ)を煎(せん)じてあるのが...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...母上丁度その頃です...
豊島与志雄 「香奠」
...その上丁度乾燥した季節ではあり...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...――これはその上丁寧に紙袋に入れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あ、これは短刀の鞘(さや)ですよ、親分」「どれ」成程それは、お駒とお鐵を殺した、あの短刀の鞘に間違ひもなく、その上丁寧に、細いが丈夫さうな凧絲を一とつかみほどの輪にして、これも葛籠の上に置き、半紙一枚に、甚だ下手な字で、――二人の女を殺したのはこの彌之助に相違ない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...秩序上丁度中間に立つのであるから...
三木清 「歴史哲學」
...上丁(しやうてい)の日に於てする...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...朝廷の例が上丁であるゆゑ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし往々上丁を以てしたこともあるさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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