...確かに二階の梯子段(はしごだん)の上り口に...
芥川龍之介 「妖婆」
...父の書斎へ通ずる廊下の上り段の所から...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...誰を當に生きてるといふぢやなし(いらいらした樣子で立ち上り)私があんな邊鄙な處に居たゝまらなくなつたのもそのためです...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...私どもはみんな腰掛から起ち上ります...
薄田泣菫 「茶話」
...続いて父も屋根に上り...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...旅舎の主人は軍人上りで...
田山録弥 「山間の旅舎」
...急に立ち上った焦茶(こげちゃ)の山脈のすり鉢の底につぶれた広島からなんという奔騰(ほんとう)!もりあがり逆巻きゆれかえしおし上り雲・雲・雲・赤・橙・紫・はるか天頂で真紅の噴火...
峠三吉 「原爆詩集」
...私は幾度も入りつけてゐる風呂場で汗を流すと、湯上り姿で、二間の床を背にして食卓の前に寛(くつろ)いだ...
徳田秋声 「町の踊り場」
...飄然として清国漫遊の途に上りたる間に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...上り口までのっそり起き出て来...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...囲炉裏(いろり)の傍の揚げ板が下からむっくりと持ち上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...やや失望の体(てい)で上り口に佇(たたず)んでいると...
中里介山 「大菩薩峠」
...校長の紹介の辞についで其の先生が壇に上り...
中島敦 「南島譚」
...薄暗い坂道を上り下りする人々の顔に映える...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...崩れた鐘楼の上に突っ立ち上り大釣鐘を睨んで槍をしごいて居りました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...たたみの土間の上りがまちにリュックを置いて...
三好十郎 「樹氷」
...差配の五兵衛が上り框(かまち)に腰を掛けて...
山本周五郎 「おれの女房」
...湯上りの勞れた脚を投げ出しながらちび/\酒を呑んでゐると...
若山牧水 「樹木とその葉」
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