...たとへば魚の木に上りたるにこそ候はむずらめ」とは...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...肥えたる二人は齊(ひと)しく銃を操(と)りて立ち上りたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...煉瓦建の防火建築が出来上り次第...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...……さあ、出来上りました...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...狹山に上り、荒幡の新富士の上にいたる...
大町桂月 「親子遠足の感」
...その時別に四人連れの登山者が登山道を上りかけていたが...
寺田寅彦 「小爆発二件」
...誓いにそむいたんです!……」二人は町を見晴す丘に上りかけていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...上り口の柱にしがみつきながら...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...焔々として燃え上り...
直木三十五 「南国太平記」
...道が爪先(つまさ)き上りになった...
永井荷風 「元八まん」
...兄を差置き折入ってお願いに上りましたは」歳にはませた口上(こうじょう)ぶりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...「誰だッ」不意に健一は立ち上りました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...まア御上りなさいまし...
正岡子規 「初夢」
...辰男は立ち上りざま初めて兄の顏を熟視した...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...上りにし峰の煙に立ちまじり思はぬ方になびかずもがなとお口ずさみになったとおりに宮は思召すのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お上りになってお待ちなすったら直ぐでございます...
室生犀星 「三階の家」
...手に/\錆びたる槍を持ちて立上り来りアリヤ/\/\/\と怪しき声にて叫び上げつゝ初花太夫を残したる九人の左右に立ち廻はり...
夢野久作 「白くれない」
...新しい台所の上り口から自分の下駄を持って参りまして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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