...内面道徳の世界には何處にも二重道徳を一元的道念の上に置くの論理がない――5かう云つたら外面道徳の信者は云ふであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...我等が藝術を人生の上に置くことを許したのは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...相島が前膝をついてそれを雜多に疊の上に置くと...
有島武郎 「半日」
...そして帽子を脱いで机の上に置くと...
海野十三 「赤外線男」
...それを紙の上に置くと青酸加里の白い粉をパラパラと削り落し...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...トルコ風の長椅子の上に置く...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...その上に置く露に...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...彼の大嫌いな・一身の行動を国家の休戚より上に置く考え方が余りにハッキリしているので...
中島敦 「弟子」
...女中はつんとしたように皿を式台(しきだい)の上に置くと...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...その札束の上に置くのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...これを銀盆の上に置く……」銀盆の上には矢張(やは)り...
野村胡堂 「古銭の謎」
...母が一疋(いっぴき)取て台石(だいいし)の上に置くと私はコツリと打潰(うちつぶ)すと云う役目で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...白刃持つ手を膝の上に置く...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...常に机の上に置く十數册の詩歌集と一緒に並べて持つてゐた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
......
三好十郎 「捨吉」
...死霊等支へ持ちて地上に置く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...もっともっと比べものにならないほどの苦しみを私の上に置く事もあるだろう...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
...あらゆる相対的な有の上に置く...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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