...がそれらを服属させてその上に君臨し...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...芸術至上主義は寧ろ芸術乃至「文学」を意識的に生活から独立させて之を生活の上に君臨させることであったが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼らの上に君臨することを諾(うべな)うからだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おまえたちの上に君臨するのはキリストの御名によるのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...突然に近世的の國家組織の上に君臨したのであるから...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...彼の大國主の天の瓊矛を杖いて草昧の民の上に君臨せる俤を只今目前にみるのおもひあり久方の天が下には言絶えて嘆きたふとび誰かあふがざらむ十九日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...作者の眼が淙々として生活の上に君臨してゐる限り...
牧野信一 「月評」
...永久に彼と彼の子孫がその上に君臨すべき希望を持っていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...あの悪徳は彼の上に君臨して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...半ば醒めかかっている文学愛好心の上に君臨していると思われる...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...自身はその上に君臨して...
吉川英治 「三国志」
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