...窓は上と下とについています...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...それに上と下とを加えて...
高神覚昇 「般若心経講義」
...すなはち、上と下です...
太宰治 「お伽草紙」
...父子は上と下とに別れた...
徳田秋声 「仮装人物」
...上と下との病人に負け勝ちのあるのも仕方がなく...
徳田秋声 「縮図」
...上と下とをよくはめ込めば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...3 感情のもつ役割り上と下との媒介者これまでいってきたように「感情」といっても...
中井正一 「美学入門」
...それは六角の柱の上と下とに...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...上と下とで感慨深く顔を合せます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かうだ」穴の上と下...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こうだ」穴の上と下...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上と下が色のちがう古ぼけたセパレーツと...
久生十蘭 「あなたも私も」
...上と下との二つに分かれている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...水は上と下とからじりじりと砂を崩した...
山本周五郎 「さぶ」
...久慈は舞台の上と下とのそれらの踊りの合一していく壮観さに...
横光利一 「旅愁」
...そして、もう一度、上と下とて、両方の目が振り向き合った時、「――相良(さがら)さん、ずいぶん長いお湯でしたね」廊下の角に待っていたのは、宿の浴衣(ゆかた)にかい巻(まき)をひッかけた、丹頂のお粂(くめ)の姿でした...
吉川英治 「江戸三国志」
...いつか、赤壁渓(せきへきけい)の小道で見かけて、たたみ上げた野州石の上に身を隠し、主従して這い松の蔭からのぞき下ろした時、ふと、上と下で、顔を見合せるなり風の如く去ッた覆面の白い顔はこの男に違いありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...――が、その狼狽した自分の挙動も、暗がりの上と下、気どられたはずもないと、いっそう、ぐっと落ちつき払って...
吉川英治 「私本太平記」
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