...竜が天上するとか申すではござらぬか...
芥川龍之介 「竜」
...どうも竜の天上するなどと申す事は...
芥川龍之介 「竜」
...彼女は全身の血がみんな逆上することを感じながらドキ/\する胸をおさへた...
伊藤野枝 「惑ひ」
...小笠原群島の西を一直線に北上する」「ふん...
海野十三 「太平洋魔城」
...いささか金を親分に献上することを忘れなかった...
海野十三 「蠅男」
...勇進向上する者の謂(いい)である...
大隈重信 「青年の新活動方面」
...この東海岸を北上すると...
太宰治 「津軽」
...比布川(ピップガワ)に沿うて北上する川口の所に...
知里真志保 「あの世の入口」
...之によって精度は量的に向上するばかりでなく質的に転化を遂げる...
戸坂潤 「読書法」
...明代には諸國から貢上する織物を朝廷で收めて置く處を段匹庫と命名し...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...大きな蠑(いもり)が天上するような形であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで序(ついで)ながら此句も霊前に献上する事にした...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』中篇自序」
...霞ヶ關御屋敷に參上するところであつた」砧右之助の言葉は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昔は態五郎が仕事に入る家へ前以て何月何日參上すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それも喜んで進上するさ』と...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...別に神々に新たなるものを製して献上する例も弘く行われていた...
柳田国男 「山の人生」
...また迎えに来られれば尻尾(しっぽ)を振って参上する...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...返上する令を発したりなどされた――...
吉川英治 「新書太閤記」
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