...地上生活を短かく切り上ぐる事は...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...神前の祭壇に讀み上ぐべき或る神聖なる儀式の告文...
石川啄木 「雲は天才である」
...追つて明年の結果御報知申上ぐべく候...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...餘儀なく此(こゝ)に』と差上ぐるを...
高山樗牛 「瀧口入道」
...瀧口つらつら御容姿(おんありさま)を見上ぐれば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...沖に上ぐる花火夕闇の空に声なし...
寺田寅彦 「東上記」
...』しか陳ずればレートーは渦卷く塵のたゞ中に亂れて落ちし彎弓(わんきう)と矢とをひとしく拾ひ上ぐ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...衆人高く積み上ぐる薪にのせて火をかけぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...サハラの沃野(よくや)にふり上ぐる農の鍬は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...客を車に乗せ梶棒を上ぐるや...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...燃える 燃える わあ わあ わあ子供らの声はだんだん上の方を振上ぐ調子を帯び...
原民喜 「火の子供」
...見上ぐる許りの雪だるま作らへられしこと屡々なりしが近年にては稀のことなり...
正岡容 「滝野川貧寒」
...自分は梶原に向ひて坐り頭を下げ「面(おもて)を上げえ」にて「へえ」といひて顔をやや顰めて上ぐ...
三木竹二 「いがみの権太」
...田地ば引上ぐっぞ! 小作はやめさせるぞっ!仙太 旦那...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...(画家徐(しずか)に娘の前に跪(ひざまず)き、娘を見上ぐ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...」といひつゝ一つの木綿ぎれを取上ぐるを見れば襁褓(むつき)なりき...
森鴎外 「舞姫」
...左の上ぐつがべったりとチャンにくっついて...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「灰かぶり」
...何とおこたえ申し上ぐべきや...
吉川英治 「黒田如水」
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