...ほつれ毛をかき上ぐるとき...
石川啄木 「詩」
...弓の折(おれ)を振上ぐれば老婆はお藤の手を扼(とりしば)りぬ...
泉鏡花 「活人形」
...後より来る者を引き上ぐ...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...下りて見上ぐれば...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...この山上、今やわれより高きもの無しと、見上ぐる空、我よりも數尺の上に、微蟲群を成して舞ふ...
大町桂月 「妙義山の五日」
...』かくして尚も先へ先へと歩み行くわが兒をとらへて抱き上ぐれば汗だらけになり...
千家元麿 「自分は見た」
...如何計らひ申さんや』と恐る/\申上ぐれば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...瀧口つらつら御容姿(おんありさま)を見上ぐれば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...クロニオーンの助けよりこを輕々と抱き上ぐ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...十手捕縄の返上ぐらいじゃ済まねえぞ」「ヘエ――」八五郎は全く追っ立てられるように飛んで出ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「――――」黙って男の顔を見上ぐる姫の眼には...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...「この上ぐづ/\しないで私共は同體にならなくては...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...猶ほ他日詳かに申上ぐる機會も可有之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...調度めくもの夜の物など見上ぐるまでに積みあげ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「研(と)ぎ上ぐる刃物ならねどうちし身の名倉のいしにかゝらぬぞなき...
森鴎外 「渋江抽斎」
...暗(やみ)の大空見上ぐれば...
夢野久作 「白髪小僧」
...空を踏まへた胆太(きもぶと)の若い乗手(のりて)を見上ぐれば...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...見上ぐる杉の木立は次から次と唯だ靜かに押し並んで...
若山牧水 「山寺」
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