...そしていとしい弟でもいたわるようにふとんから立ち上がりざま...
有島武郎 「或る女」
...風呂から上がり、姿見に向かい三人相顧みて、「随分(ずいぶん)黒くなったなあ」この夜、吉岡髯将軍ビール二杯呑んだところが早速酔っ払ってしまい、自分から注文した名物の羊羹(ようかん)が来たのも知らずに、鼾声(かんせい)雷(らい)のごとくグーグームニャムニャ...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...十三二階は上がり口が三畳で...
徳田秋声 「縮図」
...潮のようなものがふくれ上がりわき上がってくるのを感じた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして立ち上がりながら言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...立ち上がりながら...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...それほど邪魔な清左衞門なら覺悟がある」石田清左衞門は勃然(ぼつぜん)として立上がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...繼(まゝ)しい奧方お勇樣の外にある筈はない――と仰しやる」「――」「御重態の床から起き上がり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎はバネ仕掛けのやうに飛び上がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...思はず悲鳴をあげて立ち上がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎は平次の家に上がり込んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...商賣人上がりらしい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...控室の薄暗がりの中には顧客たちさえ浮び上がり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...再び立ち上がり、もしかして道路を二キロほど全力疾走して警官に会えば、身分を打ち明けて、援助命令できるかもしれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...色を失なって飛び上がりました...
吉川英治 「江戸三国志」
...兵隊上がりの提轄(ていかつ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...禅房の中へまで上がり込んでいる...
吉川英治 「親鸞」
...お上がり下さい」折から今朝宿を立つので騒々(ざわざわ)とそこで草鞋を穿(は)いたり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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