...いまでも主人の前に頭が上がらないのであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...小の女である女房の前に頭が上がらない...
高田保 「恋文」
...二里――或は三里ともまだ上がらないうちに果して路は盡きてゐる...
竹久夢二 「砂がき」
...小宮さんが岩波の主人に「中谷君の本はまだ出来上がらないかね...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...頭の上がらないくらいどやされたような気がした...
夏目漱石 「三四郎」
...しかし無理に上がらないでも構いません」「とも角も僕は校長に話すつもりです...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...もう枕も上がらない有様でございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...嫁入の仕度がまだ出來上がらないとか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少しも召し上がらないじゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私はそれが自分の力ではなかなか持ち上がらないことを知ると...
堀辰雄 「幼年時代」
...重い鉄製靴のおかげで浮き上がらない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...上がってらッしゃいよ」「堪忍してあげるから」「上がらないうちは...
吉川英治 「江戸三国志」
...稼ぎはさッぱり上がらないし...
吉川英治 「大岡越前」
...しぜん自分の将来も共にうだつの上がらない予想がされてくるからだった...
吉川英治 「私本太平記」
...片手ではちょっと膝に持上がらない程の額だった...
吉川英治 「源頼朝」
...しらふでは小次郎に頭も上がらないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...思い上がらないものでもない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...だから成績は依然上がらない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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