...橋の上から見ると...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...文字(もんじ)の上から見るとはなはだ紛らしいが...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...よわったことに機上から見ると...
海野十三 「海底大陸」
...それを上から見ると...
江戸川乱歩 「影男」
...上から見ると縦の深い溝によって左右両半球に分かれ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...その提出された仕事が問題の各方面を引っくるめた全体の上から見ると実に些末(さまつ)な価値しかないものと他の多くの人からは思われるものであっても...
寺田寅彦 「学位について」
...立ちはだかったというのは、不作法千万な振舞でありますけれど、お松としては、それほど大胆になり得た気分を、自分ながら誇りたい心持で、「何を仰せられましても、驚きは致しませぬ」「本来は、驚かすつもりもなく、驚くべき何事もないのですが、少しもわたしを知らない人は、狂気の沙汰(さた)と思うかも知れません」「殿様、あなたはわたしの唯一の御主人様でござります、御主人から仰せを蒙(こうむ)って、それで驚く家来はございません、この場で命を取るぞと仰せられましても、それに驚くような家来は、家来でございません」「いいえ、そなたは、わたしの家来ではない、わたしはもう疾(と)うの昔に、人の主人たる地位をのがれた、同時にただ一人の人をも家来とし、奴隷とするような僭上(せんじょう)を捨てた、わたしを殿様呼ばわりするは、それは昔からの口癖が、習慣上から廃(すた)らないのだから、急に咎(とが)めようとも思わないが、本来、わたしはもう疾うに昔の殿様を廃業している、こうして涯(かぎ)り知られぬ海上をうろつく、これが本当の浪人じゃ、浪人という字は浪という字を書く、陸上にさまようているのは、あれは浪人ではなく、牢人と、人を囚(とら)える牢という字を書いたものもあるが、海上から見ると、陸にいる人は牢にいる人と同じかも知れない、陸にいてはいくら自儘(わがまま)だといっても窮屈じゃ、限度という格子に必ず突き当るが、そこへ行くと、海上は無制限だ、海上には、海上の自由があるな、たしかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを永久に平均した人体或いは団体健康の上から見ると大きなる疑問がある...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...あるいは上から見ると丁度鷹の羽のように見えるものなどいくらでも種類があった...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...岩には上から見ると一面に海綿のやうな穴が沢山あつた...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...であるから法律上から見ると一種の脅迫的自殺と見なし...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...上から見るとただ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...上から見ると海の波の様にも見えるといふのであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...構成上から見るとき...
堀辰雄 「室生さんへの手紙」
...橋の上から見るのとでは...
牧野信一 「日本橋」
...上から見るとすぐ分ることだったが...
横光利一 「旅愁」
...これを盤蛇谷(ばんだこく)の上から見ると...
吉川英治 「三国志」
...雲の上から見る気がして...
吉川英治 「神州天馬侠」
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