...雨の降った翌日のしっとりした空気が掃除には上々のようです...
上村松園 「画室談義」
...僕としては上々だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...尤も山陽だけの詩の修辞が出来れば上々だが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...上々の女っぷりだったんだそうだがな...
中里介山 「大菩薩峠」
...百に一つも間違いはないのが上々だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうやら上々の首尾であったらしい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...上々の首尾でした」明らかに女の表情はこの意見に全く同意しない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...「男爵、上々です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...進捗状況は?」「上々でやす...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...とか、尤(もっと)もらしい顔をして、蔭口を吐いていた、いわゆる、通人の連中も、いつとはなしに軟化してしまって、昨日の舌の根を、今日は、どう乾かしたものか、――いやもう、かの役、至極絶妙、極上々吉、歌舞伎道、創(はじ)まっての逸品(いっぴん)とでも申しましょうか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...子供の習字を極上々とほめはやす手なのだらうと推察される...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...又何年か経て見たら上々でもないと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...上々官金僉知(きんせんち)...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...樺桜の皮が湿気をふせぐのに上々の資材なのがこれでも分る...
柳宗悦 「樺細工の道」
...君公のごきげんは上々の首尾であり...
吉川英治 「私本太平記」
...お門出(かどで)は上々吉です...
吉川英治 「私本太平記」
...人交(ひとま)ぜもせずに、一騎(き)打ちとなった槍(やり)と槍(やり)は、閃光(せんこう)するどく、上々下々、秘練(ひれん)を戦わせていたが、たちまち、朱柄(あかえ)の槍(やり)さきにかかって、猪子伴作(いのこばんさく)は田楽刺(でんがくざ)しとなって、草むらのなかへ投げとばされた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まあよかったよ! これでお千絵様の方さえ首尾(しゅび)よく運んでくれれば、万事上々吉...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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