...からだの調子も上々の日に...
海野十三 「超人間X号」
...その結果は双方に取り上々の首尾であったと思えた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「上々」深雪は、小兎のように上り口へ、走り上って「姉様、上々」綱手が、微笑んで、廊下を先へ立った...
直木三十五 「南国太平記」
...首尾は上々じゃ」「それは大儀」隊長と呼ばれたのは水戸の人...
中里介山 「大菩薩峠」
...天気もまずは上々であったが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...「実に上々のお生れだが金銭の福はない...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...お父さまも上々の御機嫌なのよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...上々の首尾でした」明らかに女の表情はこの意見に全く同意しない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...黒縮緬裾ぼかしの着附にて堀川に来る所も男前上々なり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...みんなとの心持は上々に行って居りますから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一枚位そちらでも使ってごらんになりましたか? 体をふくのに上々ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...健康も余り上々ではない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...次は上々官金僉知(きんせんち)...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...樺桜の皮が湿気をふせぐのに上々の資材なのがこれでも分る...
柳宗悦 「樺細工の道」
...首尾は上々だったのだろう...
山本周五郎 「雨あがる」
...弁はよし上々の出来で大喝采...
山本笑月 「明治世相百話」
...一柳斎は上々の機嫌で胡麻塩(ごましお)の総髪を撫で上げた...
夢野久作 「斬られたさに」
...機体の状態は上々で...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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