...上々の首尾であった...
江戸川乱歩 「影男」
...帰宅した夫から上々の首尾であったことを聞かされた幸子は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あれほど上々の御機嫌であったフョードル・パーヴロヴィッチが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...薄く灯のさしている障子のところで、綱手は手燭を吹き消して「お母様、お兄様が、上々の首尾で、ござりますって」いい終らぬうちに、小太郎が、部屋の中へ入った...
直木三十五 「南国太平記」
...それで気流の状態は上々であった...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...百に一つも間違いはないのが上々だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金は惜しけれど見る目も憎ければ家に居らぬは上々なり...
樋口一葉 「大つごもり」
...気分上々でリンカン宿場へ出発した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...いつにない上々の機嫌でいいだした...
正岡容 「小説 圓朝」
...今年は上々と豊年であると云ふ...
正岡容 「東京万花鏡」
...とか、尤(もっと)もらしい顔をして、蔭口を吐いていた、いわゆる、通人の連中も、いつとはなしに軟化してしまって、昨日の舌の根を、今日は、どう乾かしたものか、――いやもう、かの役、至極絶妙、極上々吉、歌舞伎道、創(はじ)まっての逸品(いっぴん)とでも申しましょうか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...印刷の用紙として上々のものであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...質としては上々の品であつた...
柳宗悦 「和紙十年」
...上々吉の花嫁御と...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...此店(ここ)に来る客人の中(うち)では上々の部であった...
夢野久作 「暗黒公使」
...「上々の首尾でした...
吉川英治 「三国志」
...上々な首尾だった...
吉川英治 「私本太平記」
...(中入(なかい)りの一挙は、首尾上々、味方の大勝に帰したとはいえ、なお賤ヶ嶽、岩崎山、堀秀政の東野山より堂木(だんぎ)へわたる敵のうごきも定かでない...
吉川英治 「新書太閤記」
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