...兄夫婦はこの上ない上々機嫌で...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...彼女は上々の御機嫌で...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...釣は逃避行の上々なるものだ...
種田山頭火 「其中日記」
...セントーガスティン在のジョン・スウェインに種を宛てる九日 マコーリー片付く一〇日 ジョン・スウェイン片付く一二日 パラモアを訪ねる 上々「かたじけない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...首尾は上々じゃ」「それは大儀」隊長と呼ばれたのは水戸の人...
中里介山 「大菩薩峠」
...百に一つも間違いはないのが上々だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天氣は上々、春は酣(たけなは)、これからお靜の手料理で、八五郎と酌(く)み交すのが、まさに一刻千金(いつこくせんきん)の有難さだつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金は惜しけれど見る目も憎ければ家に居らぬは上々なり...
樋口一葉 「大つごもり」
...お前の首尾はどうだ?」「上々ですぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...若くて柔軟、心意気も上々...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...何となし腸の工合が上々でないというだけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...上々官三人も縁でまた拝をした...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...着物の埃(ほこり)を払うのに上々の品であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...上々吉の花嫁御と...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...ご渡海には上々な日...
吉川英治 「私本太平記」
...重さ六十二斤水磨(すいま)作りの錫杖は上々なものだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どうやら彼の画策は上々で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして朝晩の糧(かて)も上々な物にしてあげて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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