...さあそれはあそこの壁にかけよう」烏啼は上々の機嫌になって...
海野十三 「すり替え怪画」
...上々(じょう/\)のしゅびにて御ほっそくなされましたとのこと...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...昧々居(最上々々)いよ/\深耶馬渓を下る日である...
種田山頭火 「行乞記」
...首尾は上々じゃ」「それは大儀」隊長と呼ばれたのは水戸の人...
中里介山 「大菩薩峠」
...結果は上々だったので...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...「お帰り遊ばしませ」「――――」「上々の御首尾で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...上々の首尾で立ち歸りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金(かね)は惜(を)しけれど見(み)る目(め)も憎(にく)ければ家(いゑ)に居(を)らぬは上々(じやう/\)なり...
一葉女史 「大つごもり」
...どうやら上々の首尾であったらしい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...仕掛けは全て上々とか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...健康も余り上々ではない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あんまり上々の手紙でもないナと思うのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...樺桜の皮が湿気をふせぐのに上々の資材なのがこれでも分る...
柳宗悦 「樺細工の道」
...一柳斎は上々の機嫌で胡麻塩(ごましお)の総髪を撫で上げた...
夢野久作 「斬られたさに」
...君公のごきげんは上々の首尾であり...
吉川英治 「私本太平記」
...ご渡海には上々な日...
吉川英治 「私本太平記」
...御用も上々に足りたようで」「御苦労御苦労...
吉川英治 「新書太閤記」
...弁円は、小声で、「上々の首尾さ...
吉川英治 「親鸞」
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