...十二月卅日風は冷たいけれど上々吉のお天気...
種田山頭火 「行乞記」
...セントーガスティン在のジョン・スウェインに種を宛てる九日 マコーリー片付く一〇日 ジョン・スウェイン片付く一二日 パラモアを訪ねる 上々「かたじけない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...「上々」深雪は、小兎のように上り口へ、走り上って「姉様、上々」綱手が、微笑んで、廊下を先へ立った...
直木三十五 「南国太平記」
...いま上々首尾の報告を齎(もたら)したわけです...
中里介山 「大菩薩峠」
...かくて上々機嫌で...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔はせいぜい一反歩二石も取れれば上々だったのが...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...天気もまずは上々であったが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...やつと並札(なみ)の十が上々で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...若くて柔軟、心意気も上々...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...進捗状況は?」「上々でやす...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...とか、尤(もっと)もらしい顔をして、蔭口を吐いていた、いわゆる、通人の連中も、いつとはなしに軟化してしまって、昨日の舌の根を、今日は、どう乾かしたものか、――いやもう、かの役、至極絶妙、極上々吉、歌舞伎道、創(はじ)まっての逸品(いっぴん)とでも申しましょうか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...縞(しま)もまた上々であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...印刷の用紙として上々のものであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...しかし賜謁(しえつ)は、上々の首尾で、義貞は身にあまる思いにくるまれ、さらにべつな庭では、准后(じゅんごう)三位ノ廉子(やすこ)にも謁(えっ)した...
吉川英治 「私本太平記」
...御用も上々に足りたようで」「御苦労御苦労...
吉川英治 「新書太閤記」
...重さ六十二斤水磨(すいま)作りの錫杖は上々なものだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして朝晩の糧(かて)も上々な物にしてあげて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まあよかったよ! これでお千絵様の方さえ首尾(しゅび)よく運んでくれれば、万事上々吉...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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