...しきりに姫(ひめ)の身(み)の上(うえ)を案(あん)じわびられたそうで...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...やがてそれを取り上げると胸の所に持って来て鶏頭(けいとう)を引き上げた...
有島武郎 「或る女」
...上の方へひらいていきました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...なぜまたそんなに……」鉄眼は頭を持ち上げた...
薄田泣菫 「茶話」
...一生に一度は等身大以上の大作をやりたいという希望は氏が常に私に話されていたのであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ヴェランダの上にのせた花瓶(かびん)代用の小甕(こがめ)に「ぎぼし」の花を生けておいた...
寺田寅彦 「沓掛より」
...手拭を撚(よ)ってこしらえた蛇(へび)を地上において...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...上院議員は言い進んだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もしこれを申し上げないと...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...この部落に住んでいる人間が総(そう)がかりになった上に...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...高い崖(がけ)の上からでも飛降(とびお)りて死んでしまいたい」といっていたが...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...」私はおはぐろで歯をそめているお上さんを珍らしく見た...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...船首甲板などは一浪(なみ)ごとに怒濤(どとう)が打ち上げて来た...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...けれどもそれが肉体の苦である上は...
正岡子規 「病牀六尺」
...宗教上の偏見からダーウィンの進化論について講義することを禁じられているという信じられないような事実もある...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...上の弟は、一言も発せず、そのまんま又仰向けに臥てしまった...
宮本百合子 「からたち」
...源氏は自身で格子を上げて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
便利!手書き漢字入力検索