例文・使い方一覧でみる「三途」の意味

...「三途の川を渡る」... 「三途の川を渡る」の読み方

...「三途の河を渡る」... 「三途の河を渡る」の読み方

...「三途の路を辿る」... 「三途の路を辿る」の読み方

...「三途の波に揉まれる」... 「三途の波に揉まれる」の読み方

...「三途の次の世界に行く」... 「三途の次の世界に行く」の読み方

...三途（さんず）の河や針の山の景色が... 三途の河や針の山の景色がの読み方
芥川龍之介「蜘蛛の糸」

...しかし私（わたくし）は三途（ず）の川（かわ）らしいものを渡（わた）った覚（おぼ）えはない……閻魔様（えんまさま）らしいものに逢（あ）った様子（ようす）もない……何（なに）が何（なに）やらさっぱり腑（ふ）に落（お）ちない... しかし私は三途の川らしいものを渡った覚えはない……閻魔様らしいものに逢った様子もない……何が何やらさっぱり腑に落ちないの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...先刻（せんこく）そなたは三途（ず）の川（かわ）や... 先刻そなたは三途の川やの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...遣手（やりて）という三途河（さんずがわ）の婆さんが... 遣手という三途河の婆さんがの読み方
泉鏡花「薄紅梅」

...今頃は蒼い顔をして三途（さんず）の川を歩いている筈だった... 今頃は蒼い顔をして三途の川を歩いている筈だったの読み方
海野十三「奇賊悲願」

...でも三途（づ）の川は今だに渡し銭を六文しきや取りません... でも三途の川は今だに渡し銭を六文しきや取りませんの読み方
薄田泣菫「茶話」

...百十三途中汽車を乗替えたり... 百十三途中汽車を乗替えたりの読み方
徳田秋声「あらくれ」

...――三途の川でお駒が待つてるぞ――とこれだけ... ――三途の川でお駒が待つてるぞ――とこれだけの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...今頃は三途（さんず）の川で夜桜を眺めているぜ... 今頃は三途の川で夜桜を眺めているぜの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...今頃は三途（づ）の川で夜櫻を眺めて居るぜ... 今頃は三途の川で夜櫻を眺めて居るぜの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...死出三途の案内をいたしませう」お美乃は帶の間から用意の懷劍を取出すと...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...しかし三途（さんず）の川はどうしても渡らなければならないそうですから... しかし三途の川はどうしても渡らなければならないそうですからの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...死天（しで）の山三途（さんず）の川のお供をするにもぜひ殿様のお許しを得なくてはならない... 死天の山三途の川のお供をするにもぜひ殿様のお許しを得なくてはならないの読み方
森鴎外「阿部一族」

...その一つを三途河（そうずか）の婆様だといいました... その一つを三途河の婆様だといいましたの読み方
柳田國男「日本の伝説」