...三角寛がやつて來て...
吉川英治 「折々の記」
...この前、去年ですが、還暦を迎へましたんで、お祝ひをやつたらどうかといふやうな話も周圍から出まして、その折、三角寛氏などは、ある日自動車一パイ何かのせまして、赤い烏帽子やら、赤いフトンやら、お猿のチヤンチヤンコみたいな祝物をうんとこさと持ち込まれ、おめでたうといひに來てくれました...
吉川英治 「折々の記」
...結婚披露の方でございますが(三角寛氏は...
吉川英治 「折々の記」
...もう十数年前だが、この危ない崖ぷちに、山藤の花が垂れ下がって酔うばかり匂っていた某年陽春の一日、ぼく、浜本浩、永井龍男、三角寛、それに南島研究家の安藤君、今は亡き田中貢太郎(たなかこうたろう)などと、ぶらり、ぶらり、戯(ざ)れ歩(ある)いたことがある...
吉川英治 「随筆 新平家」
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