...このパンフレットの三色版は赤・黄・青の組み合わせです...
...グラフィックデザイナーが三色版で統一感のあるデザインを作りました...
...このポスターは三色版で印刷されているため、色合いが豊かです...
...印刷物を作る際に、単色版よりも三色版で印刷することが多いです...
...三色版のミックスを工夫することで、より鮮やかなイラストが表現できます...
...甚だ不正確に複製した三色版と云はなければならぬ...
芥川龍之介 「僻見」
...就中銀座街頭の少女などは最も拙劣なる三色版である...
芥川龍之介 「僻見」
...本に出ていた三色版(ばん)写真のオーロラを思いだした...
海野十三 「宇宙の迷子」
...畫は岡田三郎助氏の油畫が三色版で七枚はいつてゐました...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...かろうじて安物の三色版の水準にしか達していない...
寺田寅彦 「映画芸術」
...三色版で名画を見るのとはちょっと考えると似ているようで実は少し違ったところがあると思う...
寺田寅彦 「蓄音機」
...三色版が色彩に対しても不忠実であるのみならず...
寺田寅彦 「蓄音機」
...そういう点で蓄音機のほうがある意味で三色版より進んでいるとも言われる...
寺田寅彦 「蓄音機」
...あたかも三色版の面にきたないしみの散点したと同様であるようにも思われる...
寺田寅彦 「蓄音機」
...ただ三色版などで見るこれらの絵について自分が多少でも面白味を感ずる色彩の諧調は津田君の図案帖に遺憾なく現われている...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...三色版の平凡な風景畫が一つ掛かつてゐるきりで...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...三色版のクレムリン宮の絵の上にロシア語で...
久生十蘭 「だいこん」
...がしかし菓子箱の蓋の三色版画の中にでもいるようなこの愛(め)ぐしき令嬢の願いを...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...古い三色版画のミシシッピー河のショオ・ボートにそっくりなようすをしている...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...城内深く躍り込んだ三色版の挿絵のある頁が開かれて...
牧野信一 「鬼の門」
...三色版で変な機械的なよくある図でなしに...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...それを博信堂の主人と共に幾らかの金を持つて出懸けて受取つて來て三色版にしたのであつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...そうしてその三色版じみた模倣に呆(あき)れたのである...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
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