...――三楽といふよりも三福といつた方が適切かも知れない...
種田山頭火 「其中日記」
...(十一月三日)山家ひそかにもひたき明治節山の学校けふはよき日の旗をあげもみづる山の家あれば旗日の旗よい連れがあつて雑木もみぢやひよ鳥や旗日の旗は立てて村はとかくおるすがち村はるすがちの柿赤し山みち暮れいそぐりんだうこんなに草の実どこの草の実(改)しぐるるあしあとをたどりゆくトンネル吹きぬける風の葉がちるしぐれてぬれて旅ごろもしぼつてはゆくしぐれてぬれてまつかな柿もろたしぐるるほどは波の音たかく大魚籠(ビク)さかさまにしぐれてゐる濡れてはたらくめうとなかよくしぐれて人が海をみてゐる十一月四日 雨、風、行程六里、甲ノ浦、三福屋...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...三福屋)夜 菜葉...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...曰ク小川屋(今東楼ニ改ム)曰ク吉田屋(後ニ滅却ス現在ノ吉田屋ハ自異ル)曰ク金邑屋(後ニ岩村楼ニ革メ又吉野屋ニ革ム)此ノ他局店(ツボネミセ)ハ曰ク三福長屋...
永井荷風 「上野」
...三福寺の上野で調練の時...
中里介山 「大菩薩峠」
...三福井町の加納屋は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「三福湯(さんぷくゆ)」の角へ消えるのを見送ってから...
火野葦平 「花と龍」
...「三福湯」という名をつけたのであるが...
火野葦平 「花と龍」
...「三福湯(さんぷくゆ)」の角まで来ると...
火野葦平 「花と龍」
...三福食料デパートで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三福でビフテキとすしを御馳走になり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...夕食を新橋の三福でとらうと出かける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三人で三福の食堂で食事...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三福の二階で鳥のたゝきなべを食ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三福(後の素行)...
山本笑月 「明治世相百話」
...つづいて、小土佐、小清(こせい)、錦、越子(えつこ)、住之助、鶴蝶、熊梅などに三福、綾之助を持ち越して、これが第二期の花形...
山本笑月 「明治世相百話」
...この人たちが語っていた時代までは肩衣というものを着けなかったが、どうも見た目が淋しいというので、男太夫のように肩衣を用い出したのは、そもそもこの京枝が始まり、ともいうし、三福、清花の両人が皮切りともいう、ともかくそれは明治十三年頃で、爾来、黒繻子や紫の華美な肩衣を着けて、一段と風情を添えることになった...
山本笑月 「明治世相百話」
...稼ぎがあったかね」「三福亭で...
吉川英治 「松のや露八」
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