...六韜三略の話だの早発性痴呆の話だのをした...
芥川龍之介 「島木赤彦氏」
...さりながら論語(ろんご)に唾(つ)を吐(は)きて梅暦(むめごよみ)を六韜三略(りくとうさんりやく)とする当世(たうせい)の若檀那(わかだんな)気質(かたぎ)は其(そ)れとは反対(うらはら)にて愈々(いよ/\)頼(たの)もしからず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...たしかに三略にある名句である...
海野十三 「地球要塞」
...園芸書類(えんげいしょるい)の六韜三略(りくとうさんりゃく)と...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...六韜三略も軍学兵法もだらしがねえわけで」「なるほどな」「御歴々がコソ泥棒に勝ったところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五代目団蔵(だんぞう)の当り狂言『鬼一法眼三略巻(きいちほんげんさんりゃくのまき)』...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...山野に沈潜して六韜三略の勉強ばかりしていたため...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...首聴三略主将之法務攬英雄之心句...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...胸に六韜三略(りくとうさんりゃく)を蔵し...
吉川英治 「三国志」
...しきりに帰りをうながす張飛の声をうしろに、玄徳は、落着きこんで、茶をすすりながら、「孔明先生には、よく六韜(りくとう)を諳(そら)んじ、三略に通ずと、かねがね伺っていますが、日々、兵書をお読みですか」などと雑談を向け始めた...
吉川英治 「三国志」
...三略(さんりゃく)を胸にたたみ...
吉川英治 「三国志」
...弟の恵(けい)は六韜三略(りくとうさんりゃく)を諳(そらん)じてよく兵法に通じ...
吉川英治 「三国志」
...六韜三略(りくとうさんりゃく)の奥義までも...
吉川英治 「私本太平記」
...兵においては六韜(りくとう)の奥義から三略の要諦(ようたい)にいたるまで...
吉川英治 「新書太閤記」
...三略の一部の紙中を折って...
吉川英治 「新書太閤記」
...三略(りゃく)の妙に通じている主人である...
吉川英治 「新書太閤記」
...胸に六韜三略(りくとうさんりゃく)をきわめ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『六韜三略(りくとうさんりゃく)』の印行を初めとして...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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