...三河島の菜漬を目笊(めざる)で買いに出るにはまだ早い...
泉鏡花 「薄紅梅」
...いまは三河島辺で...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...いまは三河島に引っ込んでいるKさん...
伊藤野枝 「転機」
...三河島(みかわしま)にも赤外線男が現われたと...
海野十三 「赤外線男」
...霞に烟る三河島の一帶...
小穴隆一 「二つの繪」
...二人は三河島の方を見晴らした崖の掛茶屋の前に廻つて來た...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...帝都の野犬(?)を満載した三河島行きのトラックの前に立ち塞って...
戸坂潤 「社会時評」
...島なき場所も柳島(やなぎしま)三河島(みかわしま)向島(むこうじま)なぞと呼ばれ...
永井荷風 「日和下駄」
...島なき場所も柳島(やなぎしま)三河島(みかはしま)向島(むかうじま)なぞと呼ばれ...
永井荷風 「水 附渡船」
...「三河島迄散策」したりして居られる...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...三河島火葬場へ向ふべく同勢わづか七八人でその御藏橋を渡つて行つたといふお話などは...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...田圃(たんぼ)から三河島へ抜けようとすると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三河島の御親類じゃ...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...御直参氏たちは三河島の菜漬(なづけ)がなければ困るという連中であるから...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...三河島田圃の方の空が明るくて...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...文化のはじめごろまでは、鶴御飼場は、千住の三河島、小松川すじ、品川目黒すじの三カ所にあったもので、いずれも四方にひろい濠(ほり)をめぐらして隣接地と隔離させ、代地(しま)と陸地(くが)との交通は、御飼場舟という特別の小舟で時刻をさだめて行うなど、なかなか厳重をきわめたものであった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...やや三河島の田地と隣り合つた田端の線路わきの...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...地方田中から三河島...
山本笑月 「明治世相百話」
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