...四谷見附外の三河屋に入りて...
大町桂月 「梅の吉野村」
...会見の場所は四谷見付の三河屋であった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...「おい三河屋へ行つて當つて見ろ」と少し醉うた元氣で十風は無理なことを言ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...その頃横浜貿易商で有名な三河屋幸三郎...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...更に三河屋の離室(はなれ)へ行つて七平を擧げてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――お前は三河屋へ行って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八」「三河屋へ行って聴いて来ましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三河屋の離室(はなれ)に居る七平だよ」「…………」平次とガラッ八は顔を見合せました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すぐさま三河屋の離室の...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから三河屋の身許と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あっしが三河屋のお三輪さんと心安くなったのを嫉(や)いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三河屋の離室から背負って来て身代りにおき...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから同じ町内の呉服屋――三河屋の若旦那で敬太郎といふのが一番夢中になつて居たといふことで」「お孃さんの方は?」「親御がやかましいから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ決つて居りません」「其處に居る三河屋の若旦那とは話がなかつたのか」「あつたやうで御座います...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三河屋くらい美味い店は無かった...
古川緑波 「牛鍋からすき焼へ」
...四時母上・道子と四谷見附のレストラン三河屋へ落ち合ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あれほどお前の切なる頼みも、ポンとすげなく裏切って、サッサと行ってしまったじゃないか、三河屋へ...
正岡容 「寄席」
...長暖簾は割烹店、すし屋、そば屋その他の飲食店、あるいは男女雇人口入れの慶庵ぐらい、もっとも真田の縁を取った慶庵の暖簾などはあまりくぐり栄えのせぬ野暮な代物、転じて暖簾の屋号を見ると、大抵は先祖出身の国々、江戸名物の伊勢屋稲荷に犬の屎、その伊勢屋を筆頭に、近江屋、駿河屋、三河屋、相模屋、越前屋などはどこの町内にも見受けたくらい、東海道、東山道は大概揃っていたが、今はそれらも本名の何々商店と改まって、暖簾の数も減ったわけ...
山本笑月 「明治世相百話」
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