...山跡(やまと)の一本(ひともと)すすき項(うな)傾(かぶ)し三二汝が泣かさまく三三朝雨の さ三四霧に立(た)たむぞ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...三朝(あさ)踐(ふ)む風(かぜ)のささやきに...
薄田淳介 「白羊宮」
...三朝になって僕(しもべ)の六助が前夜の妖怪の話を触れ歩いたので...
田中貢太郎 「魔王物語」
...あとはまたいつ逢はれるかわからないんですもの……大目に見て呉れますの……」「…………」三朝飯も幅(はゞ)で下のレストランに入つて二人並んで食ひ...
田山録弥 「アンナ、パブロオナ」
...霜はまだ二朝(ふたあさ)三朝(みあさ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...尤も提要には大戴禮の孔子三朝記に孔子が魯の哀公に爾雅を學ばしめたといふことが見えてゐるので...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...ちょうどこの壁は荒井寛方氏の助手役の藤井白映氏と鈴木三朝氏とが摸写にかかっているので...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...四十三朝起きると...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...朝七時二十分五・四 夕方五時半六・五 夜九時半六・五食事七時三十分 六 就眠 一〇二十一日朝七時半 五・五 ひる十一時半六・三 夕五時半六・六(夕飯六時)食事 七・四〇 十二時 夜八時半六・三朝は七時から七時十五分すぎまでの間に床から出ます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...肝臓のためには石見の三朝(みささ)が随一で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...已廃三朝古典刑...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私は更にもう一つ前の三朝三代に溯って...
柳田国男 「故郷七十年」
...こうしないと木は二朝か三朝で坊主になってしまうのであった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...三朝の一しきり、街道は雑沓(ざっとう)していた...
吉川英治 「松のや露八」
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