...人形師の住居(すまい)と三手(みて)に分れて...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...一足二身三手四口五眼を逆に行って...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...百五十の軍勢を三手に相分け...
太宰治 「右大臣実朝」
...忽之を根に持ち再三手紙にて来訪を請へども遂に来らず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...八の三手紙(てがみ)は古風(こふう)な状箱(じようばこ)の中(うち)にあつた...
夏目漱石 「それから」
...三手の組子はおもわぬ大猿に道をふさがれ...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...二手か三手指したとき...
山本周五郎 「青べか物語」
...然し彼は疲れきっていた、もう精も根も遣いきっていたのだ、二手、三手、泳ぎだすとすぐそれに気がつき、これはいけないと思った...
山本周五郎 「柳橋物語」
...火の手は二手にも三手にも分れた様子で...
吉川英治 「江戸三国志」
...なお二手(ふたて)三手(みて)さしていた...
吉川英治 「三国志」
...西門北門南門の三手から...
吉川英治 「三国志」
...そして各二万を三手に分かち...
吉川英治 「三国志」
...三道三手にわかれて北上した...
吉川英治 「三国志」
...諸国の軍勢八十万騎これを三手に分かちて吉野...
吉川英治 「私本太平記」
...街道をまん中に三手に備え...
吉川英治 「私本太平記」
...三手にわかれた――一手は...
吉川英治 「新書太閤記」
...およそ十二、三名一組ずつ、三手に分れて、敵を目の下に、斬って出たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼らは宋家村(そうかそん)で同勢を三手に分け...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索