...数学の「二項定理」は、二つの式の積を展開するとき、二乗や三乗のように簡単に計算できる公式です...
...二乗、三乗、四乗などの乗法を使った数学的な表現で使われる...
...なぜかと言えばこの作用の強さは直径の三乗に比例するからである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...一乗三乗峻別して通学通行せざる時代にて...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...同様なわけで器械の工率のディメンションは時間のマイナス三乗を含むから...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...三度続けて金曜日に起こるという確率は七分の一の三乗すなわち三百四十三分の一である...
寺田寅彦 「時事雑感」
...反発の度は無限小の距離の三乗(之は物体の有つ次元である)に比例するであろう...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...この三乗三従の一行に加うるに...
中里介山 「大菩薩峠」
...かくて三乗三従の一行は...
中里介山 「大菩薩峠」
...重力は三乗に比例するということが英文で認めてある...
中谷宇吉郎 「「光線の圧力」の話」
...物理学者は分子の容積を計算して蚕(かいこ)の卵にも及ばぬ(長さ高さともに一ミリメターの)立方体に一千万を三乗した数が這入(はい)ると断言した...
夏目漱石 「思い出す事など」
...一千万を三乗した数とは一の下に零(れい)を二十一付けた莫大(ばくだい)なものである...
夏目漱石 「思い出す事など」
...引力のほうは半径の三乗に比例するんだから...
夏目漱石 「三四郎」
...夫より人車三乗、用が瀬より駕一挺、知津に而午支度...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...朝飯より人車三乗に而出立...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同所より人車三乗...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...直径の三乗と重量とが正比例して増加して行く事を...
夢野久作 「木魂」
...三学三乗に通じて...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その教以外に正伝した妙心こそ「理性の真実」であって三乗十二分教の所談と同日に論ずべきものでない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...涅槃妙心とは三乗十二分教である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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