...昨日は蕗、今日は蕨、明日は三つ葉...
種田山頭火 「其中日記」
...椿には花がまだ二つ三つ葉がくれに残って見える...
田山花袋 「田舎教師」
...三つ葉も庭一面にはびこる...
外村繁 「澪標」
...三つ葉葵であろうと...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...せりか三つ葉の青味を少し加えて...
中谷宇吉郎 「貝鍋の歌」
...三つ葉葵の紋の威力は大したもので...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...三つ葉葵(あふひ)の定紋を打つた陣笠の裏金に滑つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三つ葉葵の定紋を打った陣笠の裏金に滑って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鞘(さや)は三つ葉葵の紋散らしで御公儀に書上げのある品...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三つ葉葵を散らした鞘だけは持つて歸つたのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高木銀次郎の長屋の天井裏から三つ葉葵の紋を散らした短刀の鞘が現れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三つ葉葵の紋と、千兩箱が六十幾つと、渾天儀があれば、言ひ拔けはさせない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三つ葉葵(あふひ)の紋がチラ付きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三つ葉を挾(はさ)んで見たり...
広津柳浪 「今戸心中」
...福草(さきぐさ)の三つ葉四つ葉にというあたりがことにおもしろく聞かれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大根の葉はいうまでもなく、人蔘(にんじん)の葉から尻尾(しっぽ)、ジャガ薯(いも)の皮や、芹(せり)、三つ葉の根、蕗(ふき)の葉まで捨てることはなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...「三つ葉はあって?」「まア...
横光利一 「赤い着物」
...自分等の豚肉などと共に三つ葉とか春菊とかを買つて來ると...
若山牧水 「一家」
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