...残した毛を三つ組に編んだのや...
上村松園 「余齢初旅」
...三つ組のテーブルだの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...好い塩梅(あんばい)に三つ組のテーブルの一つが触ったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その杯も朱塗りに東海道五十三次の蒔絵のある三つ組のうちの一つであった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...野暮くさい紺の三つ組みを着た...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...頭が軽くなったわ」言いつつ三つ組みにせし髪をなで試みつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...二人が雛段のまへへちよこなんと坐つて仲よく豆煎なぞたべてると伯母さんは三つ組みのお盃の小さいのをお客様に...
中勘助 「銀の匙」
...それが三つ組んでいるのが丁吟(ちょうぎん)だとか丁甚(ちょうじん)だとか――丁字屋甚兵衛を略してよぶ――※だとか...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...たつぷりした頭髪を三つ組に編んで...
林芙美子 「瀑布」
...二年位い経た紺サアジの三つ組...
牧逸馬 「双面獣」
...それは、とても器用な、素人細工(しろうとざいく)とは思われぬ、三つ組みの、親指程の印籠で、細かく楼閣から、人物やらが刻まれていた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...小さい三つ組を拵え...
宮本百合子 「毛の指環」
...三つ組の一巡が三献(さんこん)...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その先を三つ組にして輪飾りの七五三のようにしているのがある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...三つ組(ぐみ)のくるくる巻も少しはある...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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