...二つ三つ指図をして...
薄田泣菫 「茶話」
...家人の誰かが必ず玄関に三つ指をついて送迎しなければならないそうですね...
豊島与志雄 「道標」
...行儀正しく式臺に三つ指を突きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「しばらく御待ち下さいまし」芝居の御腰元の外には見たこともないような、淑(しとや)かな女中が姿を隠すと、「へッ、三つ指で、――御待ち下さいまし――と来やがった、親分、悪い心地はしないネ」「馬鹿」平次は睨(にら)む真似をして見せます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「どなた樣で?」三つ指を突いて迎へたのは妹のお京...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「どなた様で?」三つ指を突いて迎えたのは妹のお京...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...杉之助の前に三つ指を突いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「私に御用と仰しやるのは」縱やの字に三つ指...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...丁寧(ていねい)に三つ指をついてお辞儀をし...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...その男は数寄屋の濡縁に近い庭先へ三つ指をつき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...両子の三つ指を、畳のうえに、軽くついて、「よう、お出で下さいました...
火野葦平 「花と龍」
...兎の足あとらしい三つ指ついたのが...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...お待ち申し上げておりました」三つ指をついて若いお小間遣いがうやうやしく迎えた...
正岡容 「寄席」
...三つ指を突いているので...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...三つ指式であったら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あれもよく似合っていられたからねえ――三つ指をついてさ...
三好十郎 「猿の図」
...しとやかに三つ指を支(つ)いた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...羞恥(はにか)ましそうに三つ指をつかえた...
吉川英治 「新書太閤記」
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