...盞(さかずき)の数の三々九度...
泉鏡花 「婦系図」
...こいつを三々九度と云うのよ...
泉鏡花 「婦系図」
...三々九度の盃を重ねて...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...婚礼の三々九度の杯をあげている座敷へ...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...手軽な三々九度の儀式が済むと...
徳田秋声 「新世帯」
...厳(おごそ)かな表情で三々九度の型で...
徳田秋声 「縮図」
...だいち御盃(おさかずき)の縁が欠けているんですもの」「それで三々九度を遣(や)ったのかね」「ええ...
夏目漱石 「道草」
...シャンパンの三々九度や春の宵...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...三々九度の盃は殿の御前で済ませたのですが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...三々九度の盃を済ませたまでは知って居るが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...三々九度の盆はどうだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...『いざ三々九度の杯といふ時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...せめて三々九度でも濟まさなきや浮び切れまい」平次の聲は妙に荒つぽく響きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三々九度は僞首(にせくび)ぢや勤まらないよ」ガラツ八は後ろから抱きすくめるやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三々九度の杯(さかづき)が濟んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三々九度をした覺えはないから知らないけれど...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...最初は三々九度の真似事らしく...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...――そして三々九度のさかずきごとが行われる...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索