...万霊(まんれい)上人といふ...
薄田泣菫 「茶話」
...まはつて拝む大仏さま師走の街のラヂオにもあつまつてゐる・小春日有縁無縁の墓を洗ふ送らるゝぬかるみの街おいしいにほひのたゞよふところをさまよふぬかるみもかはくけふのみち・近づいてゆく山の紅葉の残つてゐる・どつかりと腰をおろしたのが土の上で・三界万霊の石塔傾いてゐるころがつてゐる石の一つは休み石・酔がさめて埃つぽい道となるからだあたゝまる心のしづむ(武蔵温泉)福岡の中州をぶら/\歩いてゐると...
種田山頭火 「行乞記」
...質受をいそがないと風邪をひくぞ!三界万霊九月十九日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...バイヤーたちのハーロイン(万霊節)のパァティがあるんだ」「バイヤー? なんでもいいさ...
久生十蘭 「あなたも私も」
...バイヤーたちの万霊節のパーティの写真です...
久生十蘭 「あなたも私も」
...海の底へ三界万霊塔を据えつけたなんてえのは...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...「三界万霊塔か...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...五尺もある石の五輪法界の万霊塔が建っている...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...三界万霊塔が十二尋の海の底に立っているなんて想像しただけでも詩的だネ...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...どこかに万霊塔を囲んだ五人の写真があったはずだ...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...「三界之万霊」とあり...
火野葦平 「花と龍」
...これを餓鬼だの三界万霊だのと名づけて...
柳田國男 「歳棚に祭る神」
...これは多分いわゆる新仏(しんぼとけ)の立場と子孫の祀(まつり)を受けずに迷っている三界万霊の態度とが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...六八万霊祭(ばんれいまつり)家の先祖以外に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...滅亡(ほろ)びた崑崙王国の万霊を慰めるのだそうですが...
夢野久作 「狂人は笑う」
...すなはち此灰を仏像に納めて三界の万霊と共に供養(くよう)し...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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