...万邦(ばんはう)環視(くわんし)の中に一大急飛躍を演じたる吾国は...
石川啄木 「渋民村より」
...戦争指導のためにも我が国体は真に万邦無比の存在である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...万邦無比の国体だから古来の名作だけについて考えてみても数々のものが古くから散じたり...
上村松園 「余齢初旅」
...万邦協和)の御代に生まれすむ...
高神覚昇 「般若心経講義」
...黄帝之時有二蚩尤一兄弟八十一人、並獣身人語、銅頭鉄額、威振二天下一、天遣二玄女一授二黄帝兵信神符一制二蚩尤一、帝因使レ之主レ兵、以制二一八方蚩尤没後、天下復擾乱、黄帝遂書二蚩尤形像一以威二天下一、天下咸謂蚩尤不レ死、八方万邦、皆為弭服、東海中有二流波山一、入レ海七千里、其上有レ獣、状レ如牛、蒼身而無レ角、一足入レ水則風雨、其光如二日月一、其声如レ雷、其名曰レ変黄帝得レ之、以二其皮一為皷、※以二雷獣之骨一声五百里、以威二天下一、希臘神話に、怪物メドゥーザあり、相貌醜怪見るもの畏れて石に化す...
高木敏雄 「比較神話学」
...およそ社会が完全の進歩を成就するまでは、いかなる社会といえども空論世界の譏(そし)りを免るるあたわざるはもちろんなれども、天下万邦、いまだゲルマンのごとくはなはだしき空論世界あらざるは吾人が実にゲルマン人民のために浩歎(こうたん)するところなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...なんとなれば万邦・万人...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...今日に及んでなお世界万邦の艶羨(えんせん)喝采(かっさい)を博するゆえんのものは...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...おもうに世界万邦いずれのところかわが官吏市場のごとくその好景気を有するものあらんや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...もって世界万邦に向かってわが日本あるを知らしめ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...畏くも万邦をしてその所を得せしめると宣らせられる...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...万邦各その所を得せしめると云うに外ならない...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...「万邦無比の国体」などと呼んだことは...
蜷川新 「天皇」
...以て万邦無比の国体を成せり...
蜷川新 「天皇」
...日本はその点でずいぶん違うんだ」「早水さんの嫌いな万邦無比というやつですか」「まあ聞きたまえ」彼は裸の膝を立て...
山本周五郎 「新潮記」
...曹操が天下万邦の上に立ったのは...
吉川英治 「三国志」
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