...万力で栓を締めてください...
...このボルトは、手で締めるのではなく、万力を使って締める必要があります...
...木材を固定するために、万力を使用します...
...機械の修理には、挟んだものを固定するために万力が必要になります...
...修理作業中に、万力を調達するのを忘れたので、次の日に取りに行きました...
...万力(まんりき)か何かに挟(はさ)まれたように...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...彼の手はさながら万力(まんりき)にかけたごとく...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...これは瞬間的に調整され得る万力の簡単な一形式で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...大木の枝にかけた万力(まんりき)とロープで...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...趣味でございます」「尖端(さき)の方に妙な万力が吊るしてありますな?」「ええ...
大阪圭吉 「死の快走船」
...たちまちその手を万力(まんりき)のようにしっかと掴んだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...小さい方の赤蟻戦士は相手の胸元に万力(まんりき)のように喰いつき...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...しかも彼のあえぐ胸をしめつける万力(まんりき)は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ジャン・ヴァルジャンの両肩を二つの万力ではさむように強い両手でとらえ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...疵口だけが、万力で、締めつけられているように痛んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...ユックリユックリ廻る万力(まんりき)や...
中里介山 「大菩薩峠」
...万力(まんりき)で搗(つ)けば早いだろうに」「それが...
中里介山 「大菩薩峠」
...優勢なる日本海軍の万力による日本海上の閉出し...
久生十蘭 「地底獣国」
...万力に挾まれたってこうまで骨身に徹えまい...
久生十蘭 「魔都」
...万力のように拝(おが)み取りした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...元来万能(まんのう)だの万力(まんりき)だのという農具は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「万力餅」という菓子も名物として知られているが...
山本周五郎 「思い違い物語」
...万力のような両腕をしぼり上げている刹那なので...
吉川英治 「江戸三国志」
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