...玉篇は、三十六卷、二十七万余字からなる漢字辞典の名称である...
...総員四万余名もの日本人が...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...現在の戸数は一万、人口は五万余...
太宰治 「津軽」
...なるほどこの被服廠跡の焼死者が三万余と言うのも誇大ではないと思った...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...今まで一万余人の坑夫を畜生のように軽蔑(けいべつ)していたのに...
夏目漱石 「坑夫」
...十数版を重ねて一万余人の読者に読まれたこの小著が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...床下三万余戸...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「まさか、比女さまがさようなことを」「いいではないか、何百年の昔のことを、少しばかり書き替えたところで、誰に迷惑を及ぼすわけではなし、系図の偽作は、このごろの流行といってもいいくらいです」「それでは柳沢侯を……」「わかったでしょう、登世が江戸へ出て来たのは、あの方が甲府城主になったからです、百石そこそこの小身から、表高十五万余、松平の御家号と諱字まで頂き、一族みな権勢の座を占めるという、なみはずれた御出世をなされた、……時を得て燃えさかる勢いは、じっさいにもっている力より外へはみ出たがるものです、そして、それは火口さえあればいいのです」三権之丞はたじろいだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...ただ後から後からと来る兵馬がここに万余の影を重ねて...
吉川英治 「上杉謙信」
...曹操は一万余の手勢をひいて...
吉川英治 「三国志」
...兵一万余騎を併せうけて...
吉川英治 「三国志」
...蛮土の降参兵を加うること一万余...
吉川英治 「三国志」
...二万余といわれた関東の寄手も...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉軍二万余騎の新手は川を地つづきにして押渡って来た...
吉川英治 「私本太平記」
...ひとりが三人前、五人前の労力を出せば、三千の人夫は、万余の力になる...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼をめぐり彼とともに事をなした将士一万余は必ずしも彼と同じような心態ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...総軍三万余と称された...
吉川英治 「新書太閤記」
...蒲生氏郷(がもううじさと)のふたりがせよ」ゆるぎ出した総軍六万余...
吉川英治 「新書太閤記」
...道案内者の逃亡に、二万余人は、山中の迷い児となった...
吉川英治 「新書太閤記」
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