...ローマ市および近郊では毎日1万人が死亡したと計算されている...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...現在あるのよりもっと便利でもっと贅沢であるがそれを支払う金はありえないと万人が認めるような家を発明することは可能である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...万人が信服してその前にひざまずくことのできるような者を捜し出すことにあるのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...万人が芸術のために生まれてるのではありません...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...万人が見て、仰いでいよいよ高く感ずる、何ともいえない芸道を感ずる、芸の鬼といった凄みを感ぜしむることになるのである...
中井正一 「美学入門」
...私は別に万人が文学書を読まねばならぬと思っている次第ではないが...
中島敦 「環礁」
...幾千万人が等しく失敗した陋策(ろうさく)である...
夏目漱石 「虞美人草」
...京師俟野通尚簒補)万人がそれを認めていた...
蜷川新 「天皇」
...十人のために一万人が』とそいつがいったんだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...七万人が斃(たお)れた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...やつらの首領――あいつは殺しても殺してもまた立ちあがって来た何千万人がネッド・ラッドになったのだ僕は指導者が××を作るものでなく...
槇村浩 「長詩」
...不平等の社会では人類の大部分にまた万人が平等の社会では万人に及ぼすところの...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そこで現在各十人を雇傭している十万人がその富を公共の用途のためにしまいこんでしまうと仮定すれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...むしろ万人が指導者と同じ水準にまで向上しようとする念願の表明だというべきである...
矢部貞治 「政治学入門」
...口の位置は万人が万人同様でありながら……これは妾(あたし)の児(こ)だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...将士二十四万人が附随し...
吉川英治 「三国志」
...何万人が死んでいる...
吉川英治 「私本太平記」
...いやいや、もっと、誰にも予想できなかったであろうことは、その大坂城に君臨するものが、いま中国の一隅にあるところの、筑前守秀吉なりとは――たとえそのとき、偉大な予言者があって明らかに予言しても、万人が万人とも、誰もほんとにはしなかったであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索