...万人が早晩行きつかねばならぬ塵(ちり)と忘却とを示す記念品のすぐかたわらにあるのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...万人が行ったり来たりする賑(にぎや)かな往来...
有島武郎 「星座」
...○ 分業と社会若し万人が同じ生業を営み...
石川三四郎 「社会的分業論」
...ローマ市および近郊では毎日1万人が死亡したと計算されている...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...数万人が貧苦を忍ばざるべからざるは計算上明かである故...
丘浅次郎 「人類の将来」
...二百五十万人が百四十万に減ってしまいました...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...万人が万人そう思っているらしい...
谷譲次 「踊る地平線」
...万人が万人日常よくよく心得ていなければならないはずであるのに...
寺田寅彦 「鎖骨」
...万人が信服してその前にひざまずくことのできるような者を捜し出すことにあるのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...万人が真実だと認むる現実相を伝えることは出来ない...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...万人が投票権を持っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...津軽近江を討取ること万人が...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...万人がさうなつた時...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...万人がかならずやりだすようにしか動いていないところに...
久生十蘭 「海難記」
...それほど短歌の形式はわが民族の好みに合つてゐるらしく今日でも数万人が朝に夕にこの形式を玩んでゐるやうだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...六百万人がなけなしの酸素を吸っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...将士二十四万人が附随し...
吉川英治 「三国志」
...おそらくは万人が万人...
吉川英治 「私本太平記」
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