...万人が早晩行きつかねばならぬ塵(ちり)と忘却とを示す記念品のすぐかたわらにあるのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...オウピアン星の惑星キリキズの軍事主義民族軍団千二百万人が襲来する...
海野十三 「予報省告示」
...今日万人が口真似し黙って通用させるところのことが明日は誤りであることがわかり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...万人がそう感じるかどうか...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...これも万人が知っていて損にならないことであるが...
寺田寅彦 「自由画稿」
...それでやがては万人が神聖になり...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...万人がすべてのことがらを一斉に知る時に...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...われわれのほうでは万人が幸福になって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...万人が真実だと認むる現実相を伝えることは出来ない...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...大なる悲惨――万人がになっておりもしくはになうかもしれない一つの不幸に面した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...万人が万人を統べる政府に反してまでも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...万人が見て、仰いでいよいよ高く感ずる、何ともいえない芸道を感ずる、芸の鬼といった凄みを感ぜしむることになるのである...
中井正一 「美学入門」
...十七日から大手筋十六社二十四万人が一せいに無期限ストに突入した...
服部之総 「望郷」
...他の百万人が惨死しても己れの生命だけは助かるといふ漠たる気分が支配してゐるのだらう...
原民喜 「平和への意志」
...そんなに万人が万人申合せたように...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...百六万人がこの都で生活している...
横光利一 「欧洲紀行」
...将士二十四万人が附随し...
吉川英治 「三国志」
...すなわち一千二百万人に足る食物や衣服を生産するに七百万人が用いられるということは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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