...「楽府」は中国の古典詩歌集であり、漢詩や五言詩、七言詩などの詩が含まれています...
...漢詩では、五言絶句と七言絶句があります...
...白綾の汗巾(はんけち)へ墨を濃くして七言絶句を書いた...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...手帳には七言絶句の転結だけが書いてあつた...
田山花袋 「朝」
...漢詩の五言、七言の連続も、何かしらある遠い関係を思わせる...
寺田寅彦 「短歌の詩形」
...一つの長詩の中に七言が続く中に五言が交じり...
寺田寅彦 「短歌の詩形」
...五言・七言の形式を破り...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...字数だけは五言や七言にはなっていても...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...七言ふべき事とかく岐路(わきみち)へそれたがるには我ながら閉口なり...
永井荷風 「桑中喜語」
...成島柳北(なるしまりゅうほく)が仮名交(まじ)りの文体をそのままに模倣したり剽窃(ひょうせつ)したりした間々(あいだあいだ)に漢詩の七言(しちごん)絶句を挿(さしはさ)み...
永井荷風 「夏の町」
...先週勤め先の学校で国漢の老教師が近作だという七言絶句を職員室の誰彼に朗読して聞かせていた時...
中島敦 「狼疾記」
...五言七言の句以外に三言四言六言八言九言も自由なるべく...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...漢詩の七言絶句や「今様」の形式には詩としての起承転結があり...
信時潔 「歌詞とその曲」
...九季面壁非遇然苦行即意志玄旨信道無天然達磨天下文人飯袋子酔客が腕をふるつたといふこんな七言絶句が壁に誌されてある空々庵といふ彫刻家のアトリヱである...
牧野信一 「ブロンズまで」
...それに蘭山先生得意の七言絶句詩が揮亳(きごう)せられてあったが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...例へば「五」「七」と云ふは調子善きものなれば漢詩には「五言(ごごん)」「七言(しちごん)」多く日本には「五七調」又は「七五調」多きなるべし...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...歌ふ者なればこそ五言六言七言などそれぞれの調子もあれ...
正岡子規 「人々に答ふ」
...結末七言二句の代りに十言一句を置く...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...十三歳の時玄機は始て七言絶句を作った...
森鴎外 「魚玄機」
...すなわち七言八絶を賦(うた)って――銅雀台ハ高ウシテ上天(ジョウテン)ニ接ス眸(メ)ヲ凝(コラ)セバ遍(アマネク)ス旧山川(キュウサンセン)欄干(ランカン)ハ屈曲シテ明月ヲ留メ窓戸(ソウコ)ハ玲瓏(レイロウ)トシテ紫烟(シエン)ヲ圧ス漢祖ノ歌風ハ空シク筑(チク)ヲ撃チ定王ノ戯馬(ギバ)謾(ミダリ)ニ鞭ヲ加ウ主人ノ盛徳ヤ尭舜(ギョウシュン)ニ斉(ヒト)シ願ワクハ昇平万々年ヲ楽シマンと...
吉川英治 「三国志」
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