...この博覧会にあった二脚の彫刻した椅子(勿論外国人向き)は八円三十三銭七厘としてあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...販売部は売上げのおよそ六分七厘にしか当らない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...まあお茶でもと七厘の下へ焚きつけたのが...
高田保 「恋文」
...二錢七厘に上つたつて新聞に出てゐます...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...全国平均僅か二割七分七厘の棄権しかなかった...
宮本百合子 「一票の教訓」
...○里芋は蛋白質弐分、脂肪二厘、含水炭素壱割五分、繊維七厘なり...
村井弦斎 「食道楽」
...○パンは日本製にて蛋白質五分五厘、脂肪二厘、含水炭素五割五分、繊維一分九毛、鉱物質七厘三毛、水分三割七分三毛なり...
村井弦斎 「食道楽」
...その脇へ七厘を置いてある家(うち)もある...
村井弦斎 「食道楽」
...色々な鍋がありますけれども西洋鍋の中には日本風の火鉢や七厘へかけるのに工合の悪いのもありますからこの節流行(はや)るアルミニューム製の鍋も買てみました...
村井弦斎 「食道楽」
...○蓮根は蛋白質一分七厘...
村井弦斎 「食道楽」
...土焼(どやき)の竈(かまど)や七厘(しちりん)...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...炭の代七厘にて足りるという所から来たそうであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...郷土の料理を郷土の七厘で煮るということは...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「腹がへったかい」と彼は七厘でめしを炊きながら云う...
山本周五郎 「季節のない街」
...低い声で云ったんですって」お直は七厘の口をかげんした...
山本周五郎 「ちゃん」
...煉炭の七厘をかこんで...
吉川英治 「随筆 新平家」
...……風が冷とうなって来たが」七厘の火に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...粥(かゆ)を煮る米を洗って七厘へ仕掛けているばばの姿をそこから伏拝むように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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