...きょうはこれで七つ目よ」光枝は光枝で...
海野十三 「什器破壊業事件」
...七つ道具のほかに...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...ことし十に六つ七つ余り...
太宰治 「新釈諸国噺」
...たった七つの小さい胸に躍らせたのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...七つ下りの背広、襟飾(ネクタイ)が神田っ児(こ)の旋毛(つむじ)位に曲って、モシャモシャと無精髯の生えた顔は、思いきや哲学者のような峻烈なのに変って居ります...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...この歌ではそれが七つの石――何の役にも立たぬ石ころ――になつてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その次の年には「七つの破風ある家(ザ・ハウス・オブ・セヴン・ゲイブルズ)」を出し...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...小さい方の子は七つぐらいだった...
堀辰雄 「美しい村」
...その上私は生れつきこの様に美しい姿を持つて居りましたから――私が七つの時初めて家の露台(バルコニー)で...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...鷺(さぎ)が七つ目の螺旋の線にとび上がるほどの時間であった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...七つになった時、ヨハンネスは学校に入れられた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...七つねに源泉から汲むことが大切である...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...「七つ半時頃より御呼吸御短促に被為成...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...七つの実例を綜合して見ると...
柳田国男 「年中行事覚書」
...いかがでしょう」「七つだな」と去定が云った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...……七つの年に孤児(みなしご)になってから...
山本周五郎 「追いついた夢」
...「いまなん刻(どき)ごろだ」「七つ半(午前五時)でございます」「よし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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