...ともかくそのMISS・キャゼリンも一骨折らせて欲しい...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...わたしがまた一骨折りしなければならないかと思って……...
豊島与志雄 「化生のもの」
...市場連を助けてやりてえもんじゃのう」「一骨折っちゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...さてこれを育て上げるのが一骨(ひとほね)だ...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...此の間わたしや此の子がお茶を飲んで寝た朝起すのに一骨折だつたから...
中原中也 「耕二のこと」
...色々の形の汚い結晶が混っているのでそれを取り除けるのが一骨であった...
中谷宇吉郎 「雪」
...それを取り除(の)けるのが一骨(ひとほね)であった...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...床の位置やら部屋割をきめるだけが叔母に取っての一骨折(ひとほねおり)であった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...一骨折つて見て下さい」主人の和助は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藤山も渡辺も熱心だが、セリフは一骨だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...帰りも円タク探しで一骨...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...谷へ降りてから見当をつけるにまた一骨折りをしなけりゃならねえ」「――といって...
吉川英治 「江戸三国志」
...閑中(カンチュウ)ニ閑(カン)ナシ鳥獣ニ委(イ)シテ可人中ニ幽(ユウ)アリ市井更ニ寂(ジャク)山雲無心シカモ自ラ去来ス一骨埋(ウズ)ム所豈(アニ)青山(セイザン)ニ限ラン詩になっていないことは自分でも万々知っているが...
吉川英治 「新書太閤記」
...一骨(ひとほね)だった」呟(つぶや)いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ジルベールの救助に一骨折ってくれ』『馬鹿...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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