...「一驚する」は、突然の出来事に驚くこと...
...「あの発言には一驚したよ」...
...「帰宅したら家に泥棒が入っていて、一驚した」...
...「警察に逮捕された時には、私は一驚で何も言えなかった」...
...「あのニュースを見た時、一驚して驚愕した」...
...君は必ず僕の運命に一驚(いっきょう)を喫(きっ)せずにはいられないであろう...
芥川龍之介 「第四の夫から」
...これには一驚した...
海野十三 「深夜の市長」
...探偵小説の面白さの案外大きな部分を占めているのに一驚を喫するかも知れないのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...漱石氏がその頃案外俳句に熱心であったことに一驚を喫するのである...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...「下痢でもするのですか」と春三郎は其大きな聲に一驚を喫して聞いた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...教会など開化の設備のおびただしいのに一驚し...
太宰治 「惜別」
...以て衆人に一驚を喫せしめて自ら喜びたること是れなり何ぞ其れポンチ畫中の滑稽人物に近きの太甚しきや斯くの如き風采は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...以て衆人に一驚を喫せしめて自ら喜びたること是れなり何ぞ其れポンチ画中の滑稽人物に近きの太甚しきや斯くの如き風采は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の内側に潜んでゐる日本現代の生活と日本人の性情とがいかに甚しく日本的風景と其の趣きを異(こと)にしてゐるかに一驚せざるを得ない...
永井荷風 「海洋の旅」
...一驚を喫しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして捜査官の鋭さに一驚した...
橋本五郎 「撞球室の七人」
...第一驚いたのは、大牟田なんてとこの客が、よくユーモアを解することだ、ぐっと調子を下ろさなくては、なるまいと思ってたのが、東京のまんまでいゝのだ、むしろ東京でもいゝ方の客と同じである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...食堂一円の定食スープ他一皿には一驚...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...」此の言葉は私を一驚させた...
松永延造 「職工と微笑」
...塗りの手堅いことには一驚を喫した...
柳宗悦 「陸中雑記」
...まるで子供のようにあしらわれたのには一驚でした...
山本周五郎 「雨あがる」
...曹操は内心一驚を喫した様子である...
吉川英治 「三国志」
...一驚(いっきょう)を喫(きっ)して帰ったことがある...
吉川英治 「新書太閤記」
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