...「一驚する」は、突然の出来事に驚くこと...
...「あの発言には一驚したよ」...
...「帰宅したら家に泥棒が入っていて、一驚した」...
...「警察に逮捕された時には、私は一驚で何も言えなかった」...
...「あのニュースを見た時、一驚して驚愕した」...
...而してその「かの丸薬」なるに一驚したり...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...西皮調の武家坡(ぶかは)の唄をうたい始めたのには一驚した...
芥川龍之介 「上海游記」
...これを見(み)たら一驚(いつきやう)を吃(きつ)するであらう...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...春三郎は其文太郎のもの言ひのどことなく判然せず少し舌の縺れる工合のあるのに一驚を喫した...
高濱虚子 「續俳諧師」
...なかなかハイカラな構えの家だったので、男爵には、一驚だった...
太宰治 「花燭」
...世人を一驚させたことである...
太宰治 「人物に就いて」
...妙に不安定な点に一驚を喫するのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...岸の浴場の變つたのには一驚を喫した...
長塚節 「痍のあと」
...一驚を喫(きっ)した...
中谷宇吉郎 「線香の火」
...そうして捜査官の鋭さに一驚した...
橋本五郎 「撞球室の七人」
...その正確で几帳面なことに一驚を喫した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...第一驚いたのは、大牟田なんてとこの客が、よくユーモアを解することだ、ぐっと調子を下ろさなくては、なるまいと思ってたのが、東京のまんまでいゝのだ、むしろ東京でもいゝ方の客と同じである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...福岡日日新聞社員にこれを拈出(ねんしゅつ)せられて一驚を喫したのもこれがためである...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...先生も一驚を吃(きっ)して...
吉川英治 「江戸三国志」
...「やはりほんとだったのか」長崎は一驚した...
吉川英治 「私本太平記」
...南朝方でも一驚を喫した...
吉川英治 「私本太平記」
...一驚せずにいられなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一驚(いっきょう)を喫(きっ)して帰ったことがある...
吉川英治 「新書太閤記」
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