...「一驚する」は、突然の出来事に驚くこと...
...「あの発言には一驚したよ」...
...「帰宅したら家に泥棒が入っていて、一驚した」...
...「警察に逮捕された時には、私は一驚で何も言えなかった」...
...「あのニュースを見た時、一驚して驚愕した」...
...西皮調の武家坡(ぶかは)の唄をうたい始めたのには一驚した...
芥川龍之介 「上海游記」
...西洋人はたしかに一驚を喫するであろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一驚(いっきょう)を吃(きっ)したのである...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...更らに一驚(いっきょう)を喫(きっ)しなければならなかった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...確かに一驚に値する奴なんだが...
大阪圭吉 「闖入者」
...まったく一驚を吃(きっ)せずにはいられなかったのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...既に政府と伊藤侯との間に協定を経たるを審かにして一驚を喫したりしが如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の内側に潜んでゐる日本現代の生活と日本人の性情とがいかに甚しく日本的風景と其の趣きを異(こと)にしてゐるかに一驚せざるを得ない...
永井荷風 「海洋の旅」
...此日電車沿線の開けたるを見て一驚を喫したり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...小山の如く厖大(ぼうだい)なタウイロ夫人が素晴らしく良い声なので一驚する...
中島敦 「光と風と夢」
...突然この顔に出食(でっく)わして一驚(いっきょう)を喫(きっ)した...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...そうして捜査官の鋭さに一驚した...
橋本五郎 「撞球室の七人」
...弟淳造(じゅんぞう)を忘れしかといわれて一驚(いっきょう)を喫(きっ)し...
福田英子 「妾の半生涯」
...庄屋めきたる家康公にて一驚を喫はせられし当座なれば...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...一驚を喫(きっ)したらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...一驚(いっきょう)を喫(きっ)したことにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...今日まいって一驚を喫した...
吉川英治 「新書太閤記」
...だが一驚を喫したのは装備の方の請求だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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