...一頃、山へ行ったことがありますか?(過去の経験を尋ねる)...
...彼女は一頃、音楽をやっていました...
...最近は一頃に比べて、忙しくない...
...うちは一頃畑をやっていましたが、今はやめました...
...一頃、あのレストランに行ったら、とても美味しかった...
...わたしも一頃は余程迷ったから...
伊藤左千夫 「姪子」
...南洋浩渺(こうびょう)の間なる一頃の噴火島...
宇野浩二 「それからそれ」
...一頃ファシズムという言葉が...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...事実一頃幾つかみも(決して一把みのではない)ゴロゴロしていたマルクスボーイスは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...農村問題最近の新聞紙では「失業問題」というテーマが一頃のようには頻繁に見当らない...
戸坂潤 「社会時評」
...とに角一頃至る処に充ち充ちていたマルクス主義のファンや好意ある野次馬が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...戦後の一頃のような利益がないばかりか...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...一頃は探偵小説家と言われるのを肩身を狭く思って...
平林初之輔 「江戸川乱歩」
...一頃(ひところ)大そう心易く附き合った爺いさんの学者があった...
森鴎外 「百物語」
...一頃はお蝶の情夫(おとこ)であった...
吉川英治 「江戸三国志」
...夜明けの一頃(ひところ)は濃密な霧だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぴしゃぴしゃとわが手で肉体を叩いて見せているらしく――「一頃(ひところ)からみれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...かれが一頃野望の爪を研(と)ぎぬいていた甲賀家の財宝は焼け尽し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一頃(ひところ)...
吉川英治 「松のや露八」
...「どうしたものか?」一頃の頼朝の迅速ぶりと思いくらべて...
吉川英治 「源頼朝」
...一頃よりは物の理解が少しついてきた証拠で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一頃はよく講義を聞きに来ていた中戸川範太夫(なかとがわはんだゆう)であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一頃(ひところ)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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