...一頃、山へ行ったことがありますか?(過去の経験を尋ねる)...
...彼女は一頃、音楽をやっていました...
...最近は一頃に比べて、忙しくない...
...うちは一頃畑をやっていましたが、今はやめました...
...一頃、あのレストランに行ったら、とても美味しかった...
...一頃、ストライヴァー氏は口達者で、無遠慮で、敏捷で、大胆な男ではあるが、弁護士の伎倆の中で一番目立ち一番必要なものの一つであるところの、山なす陳述記録から要点を抜き出すというあの才能を持っていない、ということが法曹界で評判であった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...一頃左翼の文壇(?)では逆に...
戸坂潤 「思想としての文学」
...例えば一頃流行った言葉である「主体的リアリズム」(主体の問題を解決しないようなリアリズムが一体どこにあったか)なるものの滑稽さや...
戸坂潤 「思想としての文学」
...農村問題最近の新聞紙では「失業問題」というテーマが一頃のようには頻繁に見当らない...
戸坂潤 「社会時評」
...それは一頃わが国で広く散在していた似而非マルクス主義者の代表的な迷信だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一頃(ひところ)は思い直してでき得るならば母の希望通り千代子を貰(もら)ってやりたいとも考えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...一頃その広い部屋をある西洋人が借りて英語を教えた事があった...
夏目漱石 「道草」
...それから一頃(ひところ)は...
森鴎外 「半日」
...お粂の熱情にほだされたにせよ、金吾のためにこの一事は、実に終生の不覚というべきでありますが、一頃のように、彼が昏々と眠りから眠りへ落ちている間ならば、妖婦の抱擁もこばむ力がなかったわけですから、一概に彼の心事を責めるのもどうでしょうか...
吉川英治 「江戸三国志」
...十か十一頃の時の話じゃよ」棟方与右衛門は...
吉川英治 「鬼」
...一頃(ひところ)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...夜明けの一頃(ひところ)は濃密な霧だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぴしゃぴしゃとわが手で肉体を叩いて見せているらしく――「一頃(ひところ)からみれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...お心にもない一頃(ひところ)の戦には...
吉川英治 「新書太閤記」
...一頃(ひところ)ならば市中(まちなか)の塔や空寺(あきでら)でも堂々と住んでいられたものが...
吉川英治 「親鸞」
...かれが一頃野望の爪を研(と)ぎぬいていた甲賀家の財宝は焼け尽し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一頃(ひところ)...
吉川英治 「松のや露八」
...一頃のこれ見よがしな華奢な音階や色調は去って...
吉川英治 「源頼朝」
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