...一体渠は同じ岩手県でも南の方の一関近い生れで...
石川啄木 「病院の窓」
...この玄沢は一関侯の藩医茂蕃の子として生まれたのでしたが...
石原純 「杉田玄白」
...いつでも私の触覚は音楽をきく時の第一関門となるのである...
高村光太郎 「触覚の世界」
...こぶしの中に親指をかくしてほかの四本の指の第一関節の背をきっちりすきまなく並べてみた...
太宰治 「ロマネスク」
...次郎兵衛はつぎにその第一関節の背の皮を厚く固くすることを計画した...
太宰治 「ロマネスク」
...第一関を衝き破らなければ第二関に到り得ないのだ...
種田山頭火 「其中日記」
...辛うじて当面の一関はつきぬけたが...
種田山頭火 「其中日記」
...彼と研究をともにする若い学者たちに彼のしなびた左の薬指の第一関節における約二十度の屈曲を示し...
寺田寅彦 「野球時代」
...反省乃至自覚の名に於けるこの対立の統一関係に初めて...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...お銀様の座敷の第一関を開いた時の要領で...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな場所では現像も焼付も出来はしないワ」「一関(いちのせき)まで行って来る...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...他の場合に同一関係とは矛盾しないとされる変化より急激な変化であっても...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...唯朗々と読み上げて一関の感動を覚えればそれでよいのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...一関の家老梶山次俊も数学に達した...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...先端の第一関節のみ折れ曲がりて...
南方熊楠 「十二支考」
...燈花占(とうかせん)一関羽が...
吉川英治 「三国志」
...十一関ヶ原へ臨(のぞ)む前に...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ばあ!」雪(ゆき)の波止場(はとば)一関門屯所(とんしょ)の営倉の中に...
吉川英治 「松のや露八」
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