...初めの不振から一転機を迎え、会社の業績が急激に上向き始めた...
...彼らの出会いは、二人の人生にとって一転機となった...
...彼女は留学から戻って一転機を迎え、自分の夢に向かって進むことを決めた...
...この事故は、私たちの計画に一転機を生じさせた...
...一転機を迎えることで、新しい可能性が生まれた...
...批評家は一転機を来したなどと褒(ほ)める...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...彼女の重要な最初の一転機が来た...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...今ここに一転機を生ぜずむばあらざるなり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...佐助の語るところは彼の主観の説明を出でずどこまで客観と一致するかは疑問だけれども余事はとにかく春琴の技芸は彼女の遭難(そうなん)を一転機として顕著(けんちょ)な進境を示したのではあるまいか...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...私の創作傾向の一転機となるかも知れないし...
豊島与志雄 「小説集「山吹の花」後記」
...そろそろ一転機を劃し出したな...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが私の病気治療に一転機を劃したものなのである...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...シューマンの心境に一転機を画したと言っても差しつかえはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...全く予の生涯に至重至大の一転機を画したものである...
服部之総 「加波山」
...早く既に一転機の動かんとするを見る...
正岡子規 「古池の句の弁」
...もしそうなら在来の美の標準に一転機が来るではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...一転機を描くらしい予感が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それ等の人々が作る文化の栄枯消長に一転機を与えました...
夢野久作 「鼻の表現」
...このへんで一転機する必要がありましょう...
吉川英治 「三国志」
...一転機するのほかなきに至ったが...
吉川英治 「三国志」
...しかも世は一転機のほかなき秋(とき)とも思われます...
吉川英治 「私本太平記」
...彼の奇想天外の策に出た信雄との単独講和を一転機として――さしもの家康をしてまったく茫然(ぼうぜん)と策なき孤立に追いこんでしまい――以後...
吉川英治 「新書太閤記」
...逆(さか)さに戈(ほこ)を向けて来た一転機からの総くずれであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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