...いきなり私の肩のあたりへ一足飛に飛び上りました...
芥川龍之介 「地獄變」
...一足飛びに夏が来た...
有島武郎 「カインの末裔」
...尤(もっと)も当時のタワイない低級小説ばかり読んでる読者に対して一足飛びにツルゲーネフの鑑賞を要求するは豚に真珠を投げるに等しい無謀であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...一足飛びの瞬間とが互いに相交代するごとき形に模型化せられる...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...「それで才覚が出来たのかい」「あなたは何でも一足飛(いっそくとび)ね」「なにが」「だって...
夏目漱石 「野分」
...そう一足飛(いっそくとび)に片方から片方へ移る訳に行かなかったのに...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それじゃ一足飛びに十時にしてしまいましょう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一足飛に風呂場へ――...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...凝(ぢ)つとして待つて居やがれ」岩も藪も一足飛に――焔の中のお六に心引かれ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一足飛びに母屋へ飛び込んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その絶頂から死へと一足飛びにしたのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一足飛に隣の八畳を突っ切ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一足飛びに稿料何円かを支払って一般の稿料価上げを促したものである...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...水呑(みづの)みの小作が子として一足飛(そくとび)のお大尽なればと...
樋口一葉 「ゆく雲」
...水呑みの小作が子として一足飛のお大盡なればと...
樋口一葉 「ゆく雲」
...次は一足飛びに源重光に来る...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...一足飛びに玉垣の前に来て立ちましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...その時から十何年一足飛びに...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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