...自分は何か一足飛びな事を仕出かさねばならぬやうに焦々(いら/\)するが...
石川啄木 「葉書」
...自分は何か一足飛(いつそくとび)な事を仕出かさねばならぬやうに焦々(いらいら)するが...
石川啄木 「葉書」
...「吾輩(わがはい)は猫である」で先生は一足飛びに有名になってしまった...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...到底社会主義に一足飛びに移ることが出来ないが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...手古舞のところまで一足飛びにかけて来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...一足飛びに到着して見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一足飛びに関ヶ原の本陣から程遠からぬ美濃と近江の国境...
中里介山 「大菩薩峠」
...当時は一足飛びに目標も手段も決定してしまった...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...ついに凝(こ)って骨となります」「それは少し――そう自由に肉が骨に一足飛に変化は出来ますまい」と理学士だけあって寒月君が抗議を申し込む...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一足飛に段々を登って大廻りに橋の上に出ると...
野村胡堂 「悪人の娘」
...屏風岩から一足飛(とび)に降りて...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...凝(じっ)として待っていやがれ」岩も藪(やぶ)も一足飛びに――焔の中のお六に心引かれながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一足飛に隣の八畳を突っ切ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一足飛に往来を突切り...
羽志主水 「越後獅子」
...一足飛びに北京黨になつてしまつた...
長谷川時雨 「北京の生活」
...一足飛に彼と「自由」との間の間隔を狭めてしまつて...
平出修 「逆徒」
...此方の岬からあの島を眼がけて一足飛びに飛び越えることが出来たんだつて!」「あれに乗つて見たいな...
牧野信一 「F村での春」
...書類を蹴散らしながら机の上を一足飛びに玄関へ出た...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??