...彼は一足先に学校に行った...
...一足先へ食堂へ行った...
海野十三 「火星探険」
...僕は「黄谷青二氏」の方には一足先へ帰って貰うことにし...
海野十三 「深夜の市長」
...いつも女房の方が一足先に立って行く...
太宰治 「女の決闘」
...従僕らも一足先に帰国して...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...一足先へあがって行った...
徳田秋声 「縮図」
...壮助は診察の終るのを待って一足先に表に出た...
豊島与志雄 「生あらば」
...拙者一足先へ参っておるとしようか」と...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...一足先へ立ってたもれ...
直木三十五 「南国太平記」
...わしは、今まで、武士としての半生を、空しく、過してしまった代りとして、これから後の半生を、益満より、一足先に、出ようとおもう」「資本(もとで)は、若旦那」「資本か」と、いって、小太郎は、笑った...
直木三十五 「南国太平記」
...わたしたちは一足先に平湯へ行っているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は寫眞を二三枚仕上げてあとから行きますからどうか一足先へ行つてください」「さつきからお出でくだすつたのでせうか...
長塚節 「教師」
...美い綺縹だなオイ兄え(年配の男に)己(おら)ア一足先き帰(けへ)るよ千鳥足で行つて了つたホ...
野口雨情 「都会と田園」
...コルテス嬢は一足先に自分の船室へ下りていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...すべてを見とどけて、一足先に、気づかれぬよう帰るところだ...
本庄陸男 「石狩川」
...一足先に沢に出られて...
本庄陸男 「石狩川」
...この男が私のくるまを見ると私より一足先に小走りになって...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...そちが一足先へまいってくれぬか」「えっ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...庄左衛門の方は、それで結構、こっちの意志は通じたものとして、一足先に、帰ってしまった...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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