...眼は終始一貫して...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...翁の文學に一貫して流れるものは...
心猿 「荷風翁の發句」
...一人には一つの店で充分なりとの信念をもって終始一貫してまいりました...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...生活は一つの生活として一貫してゐるのである...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...又学壇をさえ一貫して...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...運動(静止)の相対性は本文を一貫して徹底した思想であり...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...一貫してそういう主張を持っている...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...ファシズム・イデオロギーの信奉者に至っては一切の階級乃至身分を通じて一貫して存在する一つの地帯をなしている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一貫して斯(こ)う云う事がある...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...薩長勢力は、じつに一貫して、人民の敵であったのである...
蜷川新 「天皇」
...ペリー来航いらい一貫してもっていた「日本を足がかりにしたアジア進出」という年来の野望をとげようとするこんたんであったといえる...
服部之総 「黒船来航」
...また幼年期から老年期に至るまで一貫して作用する自然的法則なのであることが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...三・一五の検挙を通じて今日まで一貫して勤労階級の解放のために闘いつづけている人々を記念しなければならない...
宮本百合子 「共産党とモラル」
...音楽の中の生活感情がつよく一貫していない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ましていわんやその間には今も一貫して...
柳田国男 「山の人生」
...それよりも自分の門下を絶った方が正しいという非常時的な大決心が一貫していた事が...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...こうした彼等の風(ふう)付きや態度を一貫しているものを一言にして尽せば...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その怪事件の前後を一貫して支配している精神科学の原理が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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