...その間の天地萬物の生々的威力は陽根の氣に基(もと)ゐするといふ思想が一貫してゐるらしい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...安房の最北端に一貫して...
大町桂月 「房州の一夏」
...終始一貫して来た信念でもあります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...現代学生層とそれの近い範囲の将来に於ける惰性形態としての学生層を一貫して...
戸坂潤 「技術の哲学」
...甚だ首尾一貫している...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...社会哲学は著名の哲学の大部分を一貫している...
戸坂潤 「辞典」
...之が今日に至るまで一貫して動かない彼の思想上の節操なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...二つを一貫して説明出来なくては困る...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...それの憎悪(ぞうお)によって一貫して来た...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...終始一貫して善い人生などというものは...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...小説の文章という方からだけ一貫してものを云っていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...共に長所と短所を持った人間としてどちらにも味方しないで取扱かうと言うリアリズム文学的「公平さ」が一貫している...
三好十郎 「恐怖の季節」
...人民大衆が受容できるような方針と方法と形態で行っている――それを一貫して行っている劇団は無い...
三好十郎 「恐怖の季節」
...神祭や生死の儀式にも一貫して...
柳田国男 「海上の道」
...それが殆(ほとん)と日本の全国に一貫している事である...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...彼の生涯を一貫して...
柳田国男 「雪国の春」
...主将の命令は各個に一貫していない...
吉川英治 「三国志」
...過去七仏(かこしちぶつ)や毘婆尸仏(びばしぶつ)の生涯と一貫している諸仏の常法として語ることは...
和辻哲郎 「孔子」
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