...数百千年に亘るその枝葉の変遷の間に常に一貫して認められる指導観念のあることに気が付くであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その自然の姿は終始一貫して『美即善』を追求してゐることが解るのでありました...
石川三四郎 「浪」
...自分は終始一貫してゐるのを...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...全体に明るい朗らかな諧調(かいちょう)が一貫している...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...夫は自然科学・社会科学・道徳・宗教・等々の諸イデオロギーを一貫して...
戸坂潤 「技術の哲学」
...甚だ首尾一貫している...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...之が今日に至るまで一貫して動かない彼の思想上の節操なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...しかし彼女はそうして目眩(めまぐる)しい影像(イメジ)を一貫している或物を心のうちに認めた...
夏目漱石 「明暗」
...彼の精神が朦朧(もうろう)として不得要領底(てい)に一貫しているごとく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...はじめから一貫して...
蜷川新 「天皇」
...一貫して少しも變化してゐないのである...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...その間一貫して学んだというよりは遊んだのは植物の学でした...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ペトロフ両人の極めてダイナミックな社会精神と感情の活動を一貫してどこにも古風なバラライカの響となってつたわってはいない...
宮本百合子 「音楽の民族性と諷刺」
...フロラという人の方は一貫して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...神祭や生死の儀式にも一貫して...
柳田国男 「海上の道」
...こうした彼等の風(ふう)付きや態度を一貫しているものを一言にして尽せば...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ズッと首席で一貫して来た秀才なのですが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...という態度で一貫している...
和辻哲郎 「鎖国」
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