...数百千年に亘るその枝葉の変遷の間に常に一貫して認められる指導観念のあることに気が付くであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...翁の文學に一貫して流れるものは...
心猿 「荷風翁の發句」
...総ての職業を通じて一貫しているは同一任務の機械的反覆であって...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...安房の最北端に一貫して...
大町桂月 「房州の一夏」
...二つを一貫して説明出来なくては困る...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...二十年來一貫して始終渝る所なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...新たに起つた所の思想はどこまでも一貫して...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...不断から一貫して傍(はた)の人の眼に着く彼女の性格に結びつけて考えると...
夏目漱石 「明暗」
...一貫して變らない興味を失ふ原因になつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...それは「汽車のなか」がはじめから終りまでトピックの話し方で一貫しているのに対して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...終始一貫して自我でしか無いことに気が付かぬ者は...
三好十郎 「恐怖の季節」
...軽演劇は「媚態」で一貫している...
三好十郎 「恐怖の季節」
...一貫して動かぬという考えかたではなかったのである...
柳田国男 「海上の道」
...全国各時代の垣内現象を一貫して...
柳田國男 「垣内の話」
...シテの役は一貫してはいなかった...
柳田国男 「雪国の春」
...翁はその九十幾年の長生涯を一貫して...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...そうして今日までもこうした悟りを以て生涯を一貫して行く覚悟らしく見える...
夢野久作 「近世快人伝」
...過去七仏(かこしちぶつ)や毘婆尸仏(びばしぶつ)の生涯と一貫している諸仏の常法として語ることは...
和辻哲郎 「孔子」
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