...眼は終始一貫して...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...ちょッと腹立たしくさえ思ったというようなシチュエイションにある主人公です」「なかなか器用(きよう)には作者の狙(ねら)ったところは一貫しています」と...
岩野泡鳴 「猫八」
...一貫して説明出来る...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...首尾一貫して科学的精神の提唱と検討とをその文化的目標としていると云っても云いすぎではない...
戸坂潤 「読書法」
...友の親切は終始一貫していて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一貫して斯(こ)う云う事がある...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...その反対に用語を違えても思想に至っては一貫していることもある...
新渡戸稲造 「平民道」
...薩長勢力は、じつに一貫して、人民の敵であったのである...
蜷川新 「天皇」
...一貫して少しも變化してゐないのである...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...また幼年期から老年期に至るまで一貫して作用する自然的法則なのであることが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...当時論じられた日本の転向の問題は論法のすべてを一貫して...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...音楽の中の生活感情がつよく一貫していない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...よく底まで沈んだ気持で一貫してかけて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...終始一貫して非戰論者でした...
三好十郎 「肌の匂い」
...一貫して存在していたわけであるが...
矢部貞治 「政治学入門」
...國土二千六百餘年のあひだ一貫して來た道がある...
吉川英治 「折々の記」
...休め――という命令が前方から隊を一貫してくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...過去七仏(かこしちぶつ)や毘婆尸仏(びばしぶつ)の生涯と一貫している諸仏の常法として語ることは...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索