...どうぞ不憫と思うてやって下さい……」一語一句皆涙で...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...一語一句をハッキリ読みあげていった...
海野十三 「人造人間事件」
...そして一語一句をはっきり句切って話す...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...一語一句も忽かにせず...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...外封(そとふう)の書体とはまるで異った男の手蹟(しゅせき)で、一語一句、いずれも重吉の心を煮返(にえかえ)らせるような文字ばかり並べてある中に、「ではまたこの次の水曜日を楽しみに...
永井荷風 「ひかげの花」
...平岡は堅(かた)く唇(くちびる)を結(むす)んで代助の一語一句に耳(みゝ)を傾けた...
夏目漱石 「それから」
...平岡は堅く唇を結んで代助の一語一句に耳を傾けた...
夏目漱石 「それから」
...兄静山の一語一句...
吉川英治 「剣の四君子」
...嗚呼(アア)公瑾不幸ニシテ夭亡(ヨウボウ)ス、天人倶(トモ)ニ傷(イタ)マザルハ非ズ……孔明の声は、一語一句、呉将の肺腑(はいふ)にしみた...
吉川英治 「三国志」
...理の明晰(めいせき)と語気の鋭さが一語一句にひらめいている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索